看板の製作や取り付けでありがちな失敗

公開日：2022年09月22日

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せっかく予算をかけて看板を作ったなら、思ったより集客ができない、すぐに壊れてしまった、など思わぬトラブルは避けたいですよね。看板は製作や取り付けに失敗してしまうと、予算面からも気軽にやり直しがきくものではないので、失敗しないように事前に用意を整えておくことが重要です。

今回は、看板製作において、ありがちな失敗を３つのポイントに分けて紹介します。

失敗例① デザインの失敗

中でもよくあるのが、視認性が悪いなどのデザインの失敗です。
お店などの看板はある程度遠くからでも苦労せず読めることが大前提になります。
そのためのポイントとしては、看板の文字が大きいこと、文字と背景の色使いのコントラストが明瞭であること、難読漢字や読みづらい英単語が使用されていないこと（使用されている場合はフリガナなどが記載されていること）などが大切です。

また、長期的に使用できないというのもよくある失敗例です。
看板は、キャンペーン情報などを載せるチラシなどと異なり、一度作成し、公開するとすぐには交換ができません。従って、看板に価格を入れたり、具体的なサービスメニューを記載したりすると、料金やサービス内容の改定に伴って看板の内容が実態と合わなくなってしまうことがあります。長期間にわたって設置し続けることを踏まえて、デザインを考えることが大切です。

失敗例② 設置場所の失敗

次に、設置場所の失敗が挙げられます。せっかく凝ったデザインにしても、物理的に見えなければ意味がありません。
看板の設置位置や角度、障害物などの影響で歩道や車道から看板が見えなかったり見えにくかったりするのはもったいないですよね。歩道にある街路樹や道路標識など、その看板を設置しようとしている場所の近くに看板の妨げになるものがないか、よく確認してから設置するようにしましょう。
また、道路沿いなどに設置する場合は、歩行者やドライバーの目線から見えやすいことが重要なので、実際に歩いたり運転したりして、どのような場所にあれば見えやすいのかをシミュレーションすることも大切です。

また、看板の向きも、見えやすさに関わるポイントです。
自動車やバイクに乗っている方に向けてアピールする場合には、道路の進行方向に対して垂直方向に掲げるのがベター。道路に対して並行に看板を設置してしまうと、横を通り過ぎる一瞬しか看板が確認できないため、運転手の目に留まらなくなってしまいます。

失敗例③ イメージの失敗

また、デザインや設置場所は問題ないのに、イマイチ集客できない、という場合は、お店の雰囲気や世界観に合っていないことが考えられます。
目立たせることを意識しすぎるあまり、カラーが奇抜になり周囲の環境から浮いてしまったり、店舗のイメージ・世界観とかけ離れてしまったりして、効果的な看板にはなっていないことはありませんか？
お客さんがお店に対して持つイメージと看板の雰囲気がかけ離れてしまうと、信頼感が生まれにくくなってしまうため、看板を見て店舗をイメージしてもらいやすくなるようなデザインを心がけましょう。

設置場所の条件に合っているかどうかも、見直してみましょう。ランチタイムに賑わう飲食店街、郊外型の店舗、店舗から少し離れた位置に設置する看板など、設置する条件によってアピールの仕方や強調したい情報は変わります。
ランチタイムに賑わう飲食店の場合には、通行人がお店をのぞいて見たくなるような料理写真が有効であったり、店舗から離れた位置に設置する看板では略地図や駐車場情報が喜ばれたりするなど、設置条件にあった情報の記載が重要です。