看板の素材の1つとして知られる アルミ・スチール複合板という素材。
素材の中では比較的安価といわれていますが、どんな材質なのか? どんなメリットがあるのか?を知っておきたいですよね。
「複合板ってどういうこと?」
「どんなパネルなの?」
今回はアルミ・スチール複合板 について、ご説明したいと思います。
アルミ複合版ってどんな素材?
看板の下地材料などでよく利用される素材です。
「複合版」と名の付く通り、主にアルミニウム・発泡樹脂の複数の素材で構成されています。
その特徴は、大きく分けて4点あります。
② 加工性…穴あけ・曲げ等が容易で、釘・ビスの使用もOK
③ 耐候性…屋外での使用が可能・耐水、耐熱性アリ
④ 平滑性…たわみや反りがない
アクリルに比べて耐候性に優れていて反りが無く、アルミやステンレスに比べて安価で軽量。
厚さ3mmという薄さですが、アルミを使っているため、しっかりとした強度が有るパネルです。
3mm厚×910mm×1820mmのアルミ板が約14kgあるのに対し、アルミ複合板は約4kgとなっており、アルミ板の半分以下の重さとなっていることが分かります。そのため、運搬や取り付けが容易となり、作業者の負担が軽減されるというメリットがあります。
またサビにも強く、滑面なら両面テープだけでも設置が可能です。(但し屋外の場合はビス・シリコン等を併用することをお勧め致します。)
多くのメリットがあるため、看板製作において需要の高い材料です。
スチール複合版との違いは?
スチール複合版は、材質はほぼアルミ複合板と同じです。
スチール・発泡樹脂で構成されています。
特徴もアルミ複合板と同じく、軽量・加工性・耐候性・平滑性 に優れていますが
唯一違うのは【 マグネットをつけられる 】こと!
脱着式ネームプレートの受けの部分や、脱着可能な案内板の受けの部分に使用されることが多いです。
アルミ複合版が使われる場所は?
アルミ複合板は屋外用パネルとしてオススメしております。
屋外でのイベントや看板などに多くご利用頂いております。
また、水にも強く、湿気による反りにも強いため、プールや温泉施設など、湿気の多い場所でもご活用頂いております。
屋外で使用する場合は、同じ屋外用の光沢塩ビ紙を用紙として組み合わせるのがオススメです!
光沢塩ビも耐水性・耐久性に優れているのでアルミ複合板との相性バツグンです。
※屋外用紙の耐水紙も複合板にお使頂けますが、複合板と耐水紙を接着する両面テープが水に濡れてしまうと、場合によっては粘着が弱くなる恐れがございます
アルミ複合板の中には、不燃アルミ複合板と言って不燃性を付加した材料があります。こういった防火性を持つ材料は、法律上で使用が定められている箇所では必須となり、今や無くてはならない材料となっています。ガソリンスタンドの看板や地下鉄などの誘導サインなど、防火性が求められる場所で用いられています。
上述した通り、多くの優れた特徴を持つアルミ複合板はさまざまな用途に用いられています。代表的な用途には、壁面看板や大型看板としての使用が挙げられます。
看板には多くの種類がありますが、アルミ複合板は比較的多くの種類の看板に利用することが可能で、屋外で用いるプレート状の看板や、大きなサイズの平看板、さらに湿気などにも強いため、プールや温泉施設などでも使用が可能です。
その他にも、防火性を持つタイプの材質には建材用のものもあり、キッチンなどの内装や高層ビルの外壁にも使用されているものもあります。
アルミ複合版の費用は?
アルミ複合板の基本のサイズについて、アルミ複合板の厚みは3mmが主流となっており、その他には1mm、1.5mm、2mm、4mm、5mmのものも存在します。また、基本的なサイズは910mm×1820mm(サブロク)となっており、最も商品ラインナップが豊富です。その他にも 1000 mm×2000 mm(メーター板)、1200 mm×2400 mm(シハチ)などがあります。1220mm×3000mmのような大型サイズも販売されています。
金額については、もちろん種類や大きさ、メーカーなどによってさまざまですが、2020年5月現在、3mm厚×910mm×1,820mmのサイズで1枚当たり約3,000円程度となっています。また、人気のアルミ複合板カラーエースの場合、価格の相場は大体、910×1,820mmで1枚約3,900円、1,000×2,000mmで1枚約6,300円、1,220×2,440mmで1枚約9,700円ほどとなっています。
ローコストで看板を製作したい方におすすめ!
アルミ複合板は、種類によっても特徴が異なってくるため、必要性に応じて適切な材料を選択する必要があります。また、メーカーによっても在庫のある材質やサイズなどが異なるため、事前に確認することが重要です。
設置する場所を踏まえて、是非お気軽にご相談ください。
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