
一言で看板と言っても、そのデザインはお店によって様々。
お店やブランドイメージにあったものからインパクトのある看板、情報重視の看板などなど、見せ方や好みなど製作時のコンセプトによっても様々です。
この記事では、看板の本来の目的や見た目のデザインを考えるうえでのポイントをご紹介します!
看板は目立ってこそ看板?
看板デザインはとにかく目立ってナンボ!目立つ色でデザインし、目立つ書体でデザインするべき!というのが昔からの「看板デザイン」の考え方です。
そう考える一番の理由は「発見性」、つまり発見のしやすさに重きを置いているからでしょう。確かに看板にとって遠くからでも発見してもらえるかどうかは重要であり、デザインの理論も「発見性」を中心に成り立っていることが多いです。しかし現代において、旧来のデザイン理論は看板には全く通用しなくなったと言われています。
なぜなら発見=利用となりづらくなったからです。
かつてお店の数が今よりも少なく、需要と供給のバランスが取れていたころは「看板を発見」=「来店」となっていた為、看板は発見される事を目的としたツールとしてデザインされていました。看板デザインで、とにかく目立つようにして欲しい!とデザインのご相談が多いのは、この考え方が未だに残っているからではないでしょうか。
しかし現代では、あらゆる業種で需要よりも供給が上回っているため、看板は「発見される」事だけを考えてデザインしても、目的である「来店」に繋がらなくなりました。
どれだけ費用をかけて目立つ看板を作っても、お客さんに来てもらえなければ意味がありませんよね。
ではどういったデザインが求められるようになったのでしょうか?
店舗が増えて競争が激しくなる中で、看板は発見されるだけでなく、競合店の中で選ばれなければなりません。選ばれる為に看板は、ただ「発見される」だけでなく「魅力的に見せる」という新たな使命を受けています。
そこで大切になってくるのが、看板のデザイン性です。
看板を単に目立つようにデザインするのではなく、魅力的にデザインする。看板は情報を文字で伝えるだけでなく、お店を魅力的なデザインでPRするように作られることが求められるようになりました。
入りやすい外観とは?看板デザインのコツについて紹介します
お店の外観デザインは看板デザインと分けて考えられがちですが、実は看板デザインを考えるうえでお店の外観を意識するのはとても大切なポイントです。外観と看板の両方が一体となって、消費者へ好印象を与えるようにすることが、「入ってみたい」「入りやすい」と思わせられるかどうかを左右します。いくら看板がおしゃれでポップでも、お店の外観が暗いと逆に不信感を抱いてしまうかもしれません。
「入りやすい」外観・看板デザインについて、具体的に見ていくと、1つの共通点があります。
どのような店舗・医院であっても「入りやすい」と感じるお店に共通して言えるのは「入口が明るい」ということです。入口はお客様を迎えるところですので、パッと明るい印象が大切です。
夜に開いている店舗や医院で入口付近を明るくしたいなら、最適なのは照明を増やすことです。しかし一方で照明を増やしたのに、何か暗い気がする・・・というお悩みも意外と多いんです。入口付近が暗く感じる多くの理由は、照明が下向きになってしまっていることです。当たっている部分が地面になっていて軒や壁面に照明が当たっていなければ、ダウンライトなどを増設して玄関付近の照度を上げても、印象は明るくなりません。もし照明はあるのに暗いと感じるのであれば、適切な位置を照らす照明を見直すことをおすすめします。
一方昼間に店舗や医院入口付近が暗いと感じる場合は、主にデザインやその印象が暗いことが考えられます。
色づかいやフォントの使い方で明るい印象を持たせることができるので、デザインの際に意識してみましょう。店舗の外観によっても印象が異なりますので、設置する場所と看板との相性を考える際の参考に、
それぞれの特徴をまとめておきます。
1:間口が全面ガラスなどの店舗の場合
医院などでもよく見られる外観で、一見ガラスなので明るく見えるのですが、ガラス面の特性をよく理解した対策が必要です。ガラス面は夜に見ると明るく感じるのですが、昼間は向かいのビルやアスファルトが反射して暗くなりやすいです。
この場合は、カッティング文字のみ、または全くシート加工などをしていない場合は、入口を明るくするという目的に主眼をおいてデザインしたカッティングシートやフォグラスシートを貼る事をお勧めします。ガラス面にデザインされたシートなどを貼ることで風景やアスファルトの映り込みを防ぎ、昼でも明るい印象が残せます。
2:ファサード部分や扉などの色が暗い店舗の場合
ファサード(外装)、扉も店舗の印象を大きく左右する部分。ファサードや扉に暗さが目立つ場合は、この部分に設置する看板デザインを明るくするか、それ以外のところに目線を奪う仕掛けを考えます。
扉は極端に汚れているなどがない限り、変えるというのは現実的ではありませんので、ファザードのデザインを変えるのがおすすめです。例えばシャッターボックスなどもファサードになります。
シャッターボックスはもともと暗い色であることが多いのですが、これはシャッターだからしょうがないと諦めずに、塗装するなどの工夫をすれば印象は劇的に変わります。
このように、看板の周りのデザインにも注目して工夫すると、お店の雰囲気はグッと変わります。そこにお店の魅力をPRする看板が入ることで、「入ってみたい」と思わせるお店づくりに繋がります。
PRと言っても、看板のデザインにおいて重要なポイントは、ただ一般的な広告物と違い、品も必要です。
長期に渡って使用される看板は、短期的な広告表現でデザインしてしまうと失敗してしまう可能性が高いです。
看板デザインでは不変的な内容で且つ、10年使用出来るデザインテイスト、デザイン感を意識しましょう。流行だけを考えて看板をデザインするとすぐに変えなくてはならなくなり、費用も2倍、3倍とかかってしまっては意味がないですよね。
また、上記で店舗外観について紹介したように、店舗の外観デザインを無視してテイストの違うデザインの看板を設置してしまうと違和感が生まれます。
違和感は「看板で選ばれる」を考える時に注意しなければならない最大のポイントです。違和感によって本来利用するつもりだった顧客が逃げてしまう事も…。
看板デザインを考える時には、1つの看板面だけの事を考えるのは集客には繋がりづらくなりました。魅力的に見せたいなら「看板」だけに注目せず「外観」全てのデザインを意識してみましょう。
外観が店舗の第一印象となりますので、その印象を決める重要なパーツとして看板デザインを考えなければなりません。
まとめ
現代では看板に求められるデザイン技術は確実に向上しています。しかし店舗数が増えてライバル店も多数ある中で、デザインで目立つ(発見)ことでは看板の本来の目的である「集客」に繋がりません。目立つこと+「選ばれること」が看板デザインに求められているのが現状です。
外観・看板デザインは単にグラフィックデザインというだけに留まらず、外観の照明などを含めたトータルデザインだという認識が必要です。
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