看板製作をお願いしようと考えたとき、「看板の裏側はどうすれば良いんだろう？」と悩まれたことはないでしょうか。看板の表側のイメージは付くかと思いますが、裏側まで気にされている方は少ないですよね。

そこで本記事では、看板の裏側はどうすれば良いのかという点について簡単に解説しつつ、看板制作の料金目安について解説していきます。さらに、記事の後半では「看板制作の流れ」や、看板制作における重要なポイントを4つ解説しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

看板制作について理解を深め、より効果のある看板を完成できるように努めていきましょう。

看板の裏側にこだわる必要はある？

まず、看板の裏側にこだわる必要があるのかという点について解説していきます。この点に関しては、結論「看板による」です。看板によっては「裏側自体がないもの」もありますし、どこかの壁に貼り付けるタイプの看板であれば、看板の裏側は相手からは見えません。従って、この場合であれば、看板の裏側にこだわる必要は一切ないでしょう。

また、たまに「駐車場は看板の裏側にあります」などの文言が書いてある看板もありますが、この場合は「看板の表側」に、裏側の説明をしているだけですので、こちらも看板の裏側にこだわる必要は一切ありません。

では、看板の裏側にこだわらなければいけないのは、どのような場面でしょうか。このあたりを次で詳しく解説していきます。

A型看板なら裏が見えるが、それ以外の看板なら問題なし

看板の裏側にこだわって制作しなければいけないのは、A型看板です。A型看板とは、文字通り「アルファベットのAの形をした看板」のことで、表側も裏側も、どちらもお客様の目に触れる看板となります。

看板をどこに設置するのかによっても異なりますが、例えば店舗前にA型看板を設置して集客したいと考えている場合には、表側も裏側もこだわる必要があるでしょう。また、A型看板であればキャンペーンなどに合わせて、その都度内容を変更することができるため、手間もなく、長期的にお客様の目に触れるメリットがあります。

つまり、看板制作において裏側にこだわる必要があるのは、A型看板の場合であり、店舗の壁などに貼り付けるタイプの看板を制作するようであれば、看板の裏側はこだわる必要がありません。

もちろん裏側にこだわる必要がある例外は存在しますが、基本はこだわる必要がないと思っていただいて構いません。

看板制作に必要な料金目安

ここからは、看板制作に必要な料金の目安について解説していきます。看板制作に必要な料金は、結論「20,000円前後〜400,000円以上」と考えておけば良いでしょう。

料金の振れ幅が大きいのは、看板の寸法や設置場所、デザインや書体などによって大きく異なるからです。看板製作において「こんな感じの看板を制作したい」という考えがあるでしょうから、まずは看板制作会社にお問い合わせをしてみることをおすすめします。

また、看板製作における費用は、小規模事業者持続化補助金という名前で補助金をもらうことができます。最大75万円の内50万円を補助金でもらうことができて、中小企業の販路開拓のための補助金になります。

補助金をもらえる時期は年によって異なりますので、事前に確認しておくことだけ忘れないようにしましょう。また、補助金の申請をしてから申請が通るまでに時間はかかりますので、予め余裕を持って申請しておくことが大切です。

看板制作の流れ一覧

ここからは、看板制作における一般的な流れを解説していきます。全部で8ステップあり、それが下記の通りです。

上記の8ステップになりますが、完成までにどれだけの時間が必要になるのかは、看板制作会社によって大きく異なります。従って、お問い合わせやお見積もりを複数社にお願いし、工数やコストによってどの看板制作会社に依頼するのかを決めると良いでしょう。

看板製作における重要ポイント4つ

ここからは、看板制作における重要ポイントを4つ紹介していきます。これから紹介するポイントを押さえることで、効果的な看板製作が可能になります。

重要なポイントは下記の通りです。

● 看板設立の法律を確認すること
● 看板を制作する目的を確認すること
● 看板から集客したいターゲットを決めること
● 看板を設立する場所を決めること

それぞれ順番に見ていきましょう。

看板設立の法律を確認すること

1つ目のポイントは、看板設立における法律を確認することです。

● 道路交通法
● 道路法
● 建築基準法
● 屋外広告物法
● 各自治体の条例

看板制作における法律は、代表的なものでも上記の5つが挙げられます。すべてを確認する必要はありませんが、自分が制作したい看板がどの法律に則る必要があるのか、その点に関しては細かく見ておく必要があるでしょう。

看板制作会社や、近くの市役所や自治体に確認するのも1つの手です。

看板のコンセプトを明確にすること

2つ目のポイントは、どのようなコンセプトの看板にするのかを決めることです。コンセプトに合わせて書体やデザインを細かく決める必要がありますので、なるべく鮮明にコンセプトを練られると良いです。

それぞれのデザインや書体によって与えるイメージが大きく変わりますので、事前に確認しておくことを忘れないようにしましょう。

看板から集客したいターゲットを決めること

3つ目のポイントは、看板で集客する「ターゲット」を決めることです。看板制作の目的は、お問い合わせ増加などの「集客」がメインとなるはずですので、狙いたいターゲットに適した看板を制作することが大切です。

例えば「シニア向け」の看板を制作するようであれば、シニアの方でも見やすい大きめの書体を使う必要があるかと思います。このように、ターゲットに合わせた看板を制作できることで、効率よく集客することができます。

看板を設立する場所を決めること

最後のポイントは、看板をどこに設置するのかを確認することです。実店舗の前なのか、中なのか、道路脇なのかなど、設置できる場所はいくらでもあります。
このあたりは、看板のコンセプトと集客したいターゲットに合わせて決めると良いでしょう。

設置する場所によって効果が大きく変わってくるため、入念に確認しておきたいポイントです。

看板製作の裏側とポイントについて：まとめ

看板制作の裏側とポイントについて解説してきました。看板の裏側はA型看板であればこだわる必要がありますが、壁に貼り付けるタイプなどの看板であれば、そこまでこだわる必要はないでしょう。

効果的な看板を制作するためにはいくつかの重要なポイントがありますので、ぜひ本記事が、制作したい看板の手助けになれば幸いです。