「看板一つで集客が大きく変わる。」
こんなことがよく言われています。
「看板＝お店の顔」なんて言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

とは言っても

という疑問をお持ちの方も多いと思います。

そこで今回は看板選びのポイントをわかり易く解説していきたいと思います。

一口に看板といっても様々なものがあります。
例えばお店の入り口に設置されている壁面看板やテントサイン。
繁華街でよく見かけるネオン看板。
幹線道路で目を引くロードサイドの大型看板。
などなど挙げればキリがありません。
そもそも何のために看板を設置するのか
その目的を忘れずに看板選びを行いましょう。

看板選びに欠かせない大事なポイントはいくつかあります。
そんな中でも特に大事なポイントとして「デザイン」が挙げられます。
お店の看板を見た瞬間に「気になる！」「入りたい！」と思わせる様な看板を
設置できればかなり心強いですよね。
ただし、どんな看板でも無制限に設置できるわけではありません。
地域によっては景観を守るために、制限が設けられていることもしばしば・・・
関西圏を例に出すと、京都や奈良では「いつもと違うローソンの看板だ・・・」
なんて思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

地域的なものだけでなく、店舗物件によっても変わります。
大きさや設置できる位置までオーナー様から指定されている物件も？

せっかく思い通りの看板が見つかっても、「設置できない！」となってしまっては元も子もありません。
事前にしっかりと確認されることをお勧め致します。

さて、前置きが長くなりましたが、業種ごとに人気のデザインがあるってご存知でしたでしょうか。
もちろん一番大事なのは「お店の想い」です。
ですが看板により集客に差が出ることを考えると、「人気デザイン」も無碍にできません。
一つ一つ例を出しながら業種ごとの人気のデザインを見ていきましょう！

まずは「飲食店」。

どこの国の料理を提供するお店かにより異なりますが、お店の雰囲気に合わせたフォントを重視するお店が多い様です。
例えば高級店であれば上品な洗練され字体、シンプルなデザインが人気です。
大衆店であれば敷居を低く感じさせる太字でポップなデザイン、
老舗店であればエレガントな深みのあるデザインが人気となっております。

「美容院」の看板もよく見かけますよね。

ターゲットにする層が男性なのか女性なのかによっても変わりますが、
女性がターゲットの場合は暖かいキュートな色使いや、ポップな雰囲気の看板が人気です。
逆に男性ターゲットの場合はトーンを落とした落ち着いた色使いの看板が人気。
また看板のデザイン1つとっても、字体や色づかいで親しみやすさや高級感が一気に変わります。
お店のコンセプトをしっかり相談してみてください。

「病院」の看板も特徴が見られます。

安心や清潔感をイメージしたグリーンや青系の色調が人気です。一般的にはあまり頻繁に通いたくないイメージですが、少しでも敷居を低くする工夫ですね。看板とはズレますが、ぬいぐるみ等を用いて入りやすいイメージ作りをしている病院もよく見かけます。

「アパレルショップ」も美容院同様、そのお店のコンセプトに合致したデザインが好まれています。メーカーやブランド、洋服の系統などが違うため、看板デザインもお店ごとに違いがあります。例えばガーリーな系統のブランドのお店で、目立たせようとド派手なネオン看板を設置してもお店のイメージが崩れてしまいます。大事なのはお店の「コンセプト」と合致した看板作りということですね。

さて、ここまでいろいろ見てきました。
繰り返しますが、一番大事なのは「お店の想い」です。

そんな想いを体現していく最初のステップが、お店の顔となる看板なのです。
業種ごとの人気ポイントを押さえながら「お店の想い」を制作担当者に伝えてください。
「世界で一つだけの看板」が出来上がることを願っております。