ウチノ看板株式会社

看板の安全点検の重要性を解説!怠ることによるリスクを事例から知る

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建物の外壁に看板を設置している企業や店舗は多いでしょう。看板の安全点検を定期的に行うことは、安全性の確保だけでなく、事業の将来性や社会的信用を守ることにも繋がります。点検を怠り事故が発生した場合、真っ先に責任が問われるのは看板の所有者です。ここではそのリスクと定期点検の重要性を、実際に起きた事故の事例とあわせて解説します。

看板の安全点検を怠ると落下のリスクが生じる

看板の高さが4メートルを超えるものや表示面積が行政庁の指導を受けるものは、2~3年ごとの更新時に安全点検の報告書を提出する義務があります。対象外の看板は申請の義務はありませんが、放置しておくと老朽化に気付けず、落下する危険性が生じます。一見して看板の外側が綺麗でも、看板内部の金具や鉄骨がサビに侵食されていると強度が弱くなり危険な状態になっている可能性があります。

老朽化の原因は経年劣化だけではなく、自然環境も含まれます。看板は日光や雨風に常に晒されているうえ、地震などの自然災害に遭えば大きなダメージを負います。その結果、次第に固定した金具にゆるみや亀裂が生じ、傾きや落下が起きるのです。

落下事故が起きたら「企業や店舗」に責任が問われる

実際に看板の落下事故は年々増加しています。万が一落下事故が起きた場合、最初に責任を問われるのは看板の「占有者(管理者)」です。占有者とは看板を使用している企業や店舗のことです。民法第717条では、占有者に過失があった場合には占有者が損害賠償責任を負うと定められています。過失がないことが証明された場合は、建物の「所有者」、オーナーが「無過失責任」として損害賠償を支払わなければなりません。

実際にあった看板の落下事故の事例を見ていきましょう。

2015年に札幌市の「かに本家」という店舗の看板が強風で落下し、通行人に直撃するという事故が発生しました。裁判では店舗責任者の過失の刑事責任が問われ、罰金40万円の判決が言い渡されました。看板は設置から30年以上経過し、外壁との接続部分が腐食していたにも関わらず、店側は点検結果を「異状なし」と報告していました。この悲惨な事故は、適切な点検を行っていれば未然に防げたはずでした。

このように看板事故はいつ発生するか分からないものです。多額の損害賠償を負って企業の経営に影響が出るだけでなく、イメージダウンや社会的信用の喪失に繋がります。風評により事業の継続が危うくなる可能性もあるでしょう。

独自の点検プランを作成し、定期的な安全点検を実施する

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落下事故を起こさないためには、定期的な安全確認と点検を行うことが重要です。屋外広告物条例に基づいた点検のほかに、企業独自の点検プランを用意することをおすすめします。建物の立地条件や自然環境を踏まえたプランを作成し、屋外広告物の許可更新申請のタイミングであわせて点検を行うのです。どんな内容が適しているのか分からない場合は、専門業者へ相談して作り上げるのがよいでしょう。

また日常的な点検を取り入れるとなお安心です。見逃しがないように二人一組で看板を点検し、違和感や異変を感じたらすぐに処置をとりましょう。人が近寄らないように立入禁止にして専門業者へ連絡します。看板の大きさや設置場所の高さによりますが、5万円台から点検を実施している業者もあります。いまの看板状態に不安を感じているなら、放置せず一度みてもらいましょう。

看板の定期点検を実施して企業や店舗を守ろう

看板の落下事故は全国各地で起きています。未然に防げたはずの事故で、企業や店舗の信頼や将来性を失ってしまう事態は回避しなければなりません。建物の立地や自然環境により看板の劣化具合は変わってくるため、建物に合った点検を日頃から行うようにすることが重要です。少しでも異変を感じた場合は専門業者へ点検を依頼し、必要であれば修繕をしましょう。

デザイン変更や面板変更、修理に関する質問・
お見積り・お問い合わせはこちら

看板の安全点検の重要性を解説!怠ることによるリスクを事例から知る

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建物の外壁に看板を設置している企業や店舗は多いでしょう。看板の安全点検を定期的に行うことは、安全性の確保だけでなく、事業の将来性や社会的信用を守ることにも繋がります。点検を怠り事故が発生した場合、真っ先に責任が問われるのは看板の所有者です。ここではそのリスクと定期点検の重要性を、実際に起きた事故の事例とあわせて解説します。

看板の安全点検を怠ると落下のリスクが生じる

看板の高さが4メートルを超えるものや表示面積が行政庁の指導を受けるものは、2~3年ごとの更新時に安全点検の報告書を提出する義務があります。対象外の看板は申請の義務はありませんが、放置しておくと老朽化に気付けず、落下する危険性が生じます。一見して看板の外側が綺麗でも、看板内部の金具や鉄骨がサビに侵食されていると強度が弱くなり危険な状態になっている可能性があります。

老朽化の原因は経年劣化だけではなく、自然環境も含まれます。看板は日光や雨風に常に晒されているうえ、地震などの自然災害に遭えば大きなダメージを負います。その結果、次第に固定した金具にゆるみや亀裂が生じ、傾きや落下が起きるのです。

落下事故が起きたら「企業や店舗」に責任が問われる

実際に看板の落下事故は年々増加しています。万が一落下事故が起きた場合、最初に責任を問われるのは看板の「占有者(管理者)」です。占有者とは看板を使用している企業や店舗のことです。民法第717条では、占有者に過失があった場合には占有者が損害賠償責任を負うと定められています。過失がないことが証明された場合は、建物の「所有者」、オーナーが「無過失責任」として損害賠償を支払わなければなりません。

実際にあった看板の落下事故の事例を見ていきましょう。

2015年に札幌市の「かに本家」という店舗の看板が強風で落下し、通行人に直撃するという事故が発生しました。裁判では店舗責任者の過失の刑事責任が問われ、罰金40万円の判決が言い渡されました。看板は設置から30年以上経過し、外壁との接続部分が腐食していたにも関わらず、店側は点検結果を「異状なし」と報告していました。この悲惨な事故は、適切な点検を行っていれば未然に防げたはずでした。

このように看板事故はいつ発生するか分からないものです。多額の損害賠償を負って企業の経営に影響が出るだけでなく、イメージダウンや社会的信用の喪失に繋がります。風評により事業の継続が危うくなる可能性もあるでしょう。

独自の点検プランを作成し、定期的な安全点検を実施する

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落下事故を起こさないためには、定期的な安全確認と点検を行うことが重要です。屋外広告物条例に基づいた点検のほかに、企業独自の点検プランを用意することをおすすめします。建物の立地条件や自然環境を踏まえたプランを作成し、屋外広告物の許可更新申請のタイミングであわせて点検を行うのです。どんな内容が適しているのか分からない場合は、専門業者へ相談して作り上げるのがよいでしょう。

また日常的な点検を取り入れるとなお安心です。見逃しがないように二人一組で看板を点検し、違和感や異変を感じたらすぐに処置をとりましょう。人が近寄らないように立入禁止にして専門業者へ連絡します。看板の大きさや設置場所の高さによりますが、5万円台から点検を実施している業者もあります。いまの看板状態に不安を感じているなら、放置せず一度みてもらいましょう。

看板の定期点検を実施して企業や店舗を守ろう

看板の落下事故は全国各地で起きています。未然に防げたはずの事故で、企業や店舗の信頼や将来性を失ってしまう事態は回避しなければなりません。建物の立地や自然環境により看板の劣化具合は変わってくるため、建物に合った点検を日頃から行うようにすることが重要です。少しでも異変を感じた場合は専門業者へ点検を依頼し、必要であれば修繕をしましょう。

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