初めて看板のデザインを決める時は、どんな色にするか、フォントは何が良いか迷ってしまいますね。
看板のデザインには、数学のような明確なゴールがありません。
よって、何が正解か判断するのが難しいです。
そこで、看板デザインに悩んでいる方のために、デザインに役立つ色の感情効果とフォントのイメージについて解説します。
色とフォントの意味合いを知ると、デザインを練りやすくなるので参考にしてみてください。
看板デザインを決めるポイント
看板のデザインを決める際にポイントになるのは、以下の2点です。
- 色
- フォント
同じデザインの看板でも、色とフォントを変えるだけで全く別物になります。
まずは色について、詳しく掘り下げてみましょう。
色が持つ感情効果
色には、それぞれ「感情効果」があります。
私たちは知らず知らずのうちに色に影響を受けているんです。お店の印象を決める看板のデザインを考えるにあたって、色が持つ心理効果を理解することで、お店の印象をコントロールすることができると言っても過言ではないでしょう。
色の感情効果をイメージしやすいように、5色ほど例を上げてみましょう。
- 白:清潔、高貴
- 黒:高級感、気品
- 赤:情熱、暑さ
- 青:爽やか、涼しさ
- 緑:癒し、安らぎ
上記を見ると、色にはそれぞれ意味があるのが分かっていただけると思います。
看板デザインを考える時には、業種や提供するサービスによって、色の感情効果を使い分けると良いでしょう。
業種別、看板デザインによく使われる色
ここでは、業種別の大まかな色の選び方を解説します。
- 白:医療系、リラクゼーション系
- 黒:高級店、美容系
- 赤:飲食店、居酒屋
- 青:アパレル、男性向けサービス業
- 緑:医療系、リラクゼーション系、飲食店
- ピンク:美容系、女性向けサービス業、産婦人科、保育園
- 茶色:美容系、カフェ飲食業
医療系であれば、清潔なイメージの白をベースにしながら緑などの安らぎを与える色を選んでみてください。
多くの歯医者や薬局などの看板では、白が基調になっていると思います。
一方で飲食店では、インパクトが重要なので赤をベースにすると良いでしょう。
ラーメン屋や居酒屋など、飲食店に赤色の看板が多いのもインパクトを重視しているからです。
また、青系はやや男性的、ピンクやオレンジはやや女性的な印象があります。
顧客が男性中心なのか女性中心なのか、または半々なのかを考慮して看板をデザインしてみてください。
フォントの選び方
看板デザインを決める際に、色と同じ位大切なのが「フォント」です。
フォントの種類は、大きく分けて以下の4種類に分類されます。
- 角ゴシック:標準的なフォント、程よい堅さ
- 丸ゴシック:柔らかさ、優しさ
- 明朝体、楷書体:日本らしさ、上品
- デザイン性のある英語フォント:おしゃれ、美しさ
フォントの大まかな使われ方としては、以下のようになります。
- 一般企業:角ゴシック
- 子供向けやリラクゼーション系:丸ゴシック
- 日本料理や日本らしい業種:明朝体や楷書体
- アパレルや美容室:デザイン性のある英語フォント
初めての看板デザインを決める時に、フォントは膨大な種類があるので悩みの種です。
ですが、上記を軸に絞っていくことで、選択肢が減ってスムーズに決められるでしょう。
まとめ
業種や顧客の性別などを考慮して、色が持つ感情効果とフォントのイメージを上手に活用してみてください。
無理におしゃれなデザインにしようと考えず、顧客が入りやすい顧客ファーストの看板デザインを考えてみましょう。
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