どのような看板であっても、人の目に入るようなものになっていなければ高い効果を得ることはできません。
看板にはスタンド看板や電子看板など様々な種類がありますが、コストパフォーマンスが高いものを製作するためにはいくつかのポイントがあります。
この記事では、コストパフォーマンスが高い看板の選び方をご紹介します。
看板の選び方や製作のポイントが知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

コストパフォーマンスが高いのはどんな看板？素材に注目しよう

看板に使われる素材には、木製やアクリル、金属製など様々なものがあります。
素材によってそれぞれ特徴や耐用年数が異なるため、少しでもコストパフォーマンスの高い看板にしたいのであれば素材に注目する必要があります。
ここでは、看板に使われる素材について見ていきましょう。

木製

木材を使った看板は木目調を活かしたデザインが魅力で、ナチュラルで温かみのある風合いが特徴です。
合板や集成材など様々なタイプがありますが、湿度や直射日光に弱く、耐用年数は3年～5年とされています。
対策としてワックスや防腐処理などの表面処理を行う方法もありますが、経年劣化による影響も大きく、反りや割れが目立ちやすいです。

アクリル

アクリルは樹脂で作られたもので、透明性や耐衝撃性が高いのが特徴です。
光を通すので内照看板に使われたり、大きな水槽に使われたりするケースも多いです。
看板では乳半や透明のカラーが多いですが、様々なカラーに色付けされたものもあります。
アクリルを使った看板は耐久性があり屋内での耐用年数は10年ほどとされています。
しかし、表面に曇りが生じたり割れたりするケースもあるため、屋外での耐用年数は5年～7年が目安です。

金属製

金属製のものでは、アルミ・スチール・ステンレスの素材があります。
アルミは軽くて変形しにくい上に、加工しやすいといった特徴があります。
スチールはアルミ複合板のアルミ部分を鉄に変えた素材のことです。
ステンレスは合金でできているためサビに強く、見た目が美しい素材です。
いずれも耐久性に優れており、長持ちしやすく耐用年数は10年以上となっています。
耐久性に優れているので、看板の素材としては最もコストパフォーマンスが高くなっています。

布・ビニール製

布やビニール製の看板は熱に弱いといった側面があるものの、加工や取り扱い、設置が簡単です。
ただ、屋外に設置する場合は、雨や風など天候の影響を受けやすい素材です。
定期的なメンテナンスをしていても、耐用年数は2年～3年と短いでしょう。

PVC製

ポリ塩化ビニルや塩化ビニル樹脂などのPVC製は、軽くて柔軟性があるため加工しやすいといった特徴があります。
屋内・屋外ともに様々な所で目にすることができ、看板以外にも衣類や玩具など身の回りのものに使われています。
耐用年数は屋内で10年以上、屋外で5年～7年が目安です。

光源でコストパフォーマンスが良いのはLED

看板に光源を使用する場合は、LED・白熱球、ネオン管から選択できますが、この中で最もコストパフォーマンスが良いのはLEDです。
ここでは、それぞれの特徴をご紹介します。

LED

LEDは少ない電力でも発光力が高く、鮮やかで高い視認性が魅力です。
低発熱のため紫外線の放出量も少なく、夜間でも虫が寄ってくるといったことが少ないです。
LEDは電球自体の単価が高めですが、年間の電気代は他の光源に比べて最も安く、白熱球
の約10分の1となっています。
約2年～5年で初期費用を回収できることを考えると、LEDは非常にコストパフォーマンスが高いことがわかります。

白熱球

白熱球は電球自体の単価が低く、初期費用を抑えたい場合におすすめの光源となっています。
しかし、点灯時間が短いため、定期的に電球を交換する必要があります。
電球が一部でも切れた状態になっていると、利用客が不快に感じてしまう場合もあるでしょう。
また、発熱による紫外線の影響で、夜間は虫が寄ってきてしまう可能性もあります。

ネオン管

ネオン管は夜間でも視認性が高く、特徴的な発光力が魅力です。
白熱球に比べると電球の寿命は長く、耐久性も高いです。
しかし、年間の消費電力が白熱球に次いで高いためランニングコストの負担がかかってしまう可能性があります。
また、施工には専門的な技術が必要なため、自治体によっては施工自体ができない場合もあるでしょう。

看板製作会社を選ぶポイント

看板製作は、専門の製作会社に依頼するケースがほとんどです。
同じ素材・光源の看板であっても、製作会社によっては費用が異なる場合もあります。
看板のコストパフォーマンスを重視するなら、製作会社選びのポイントも理解しておきましょう。

実績が豊富な所を選ぶ

どのような業界でも同様ですが、看板製作においても施工実績が豊富な所を選ぶようにしてください。
実績が豊富な会社は、それだけ幅広い要望に応えてきた経験とノウハウがある証拠です。
特に看板製作においては、現場の状況を見て柔軟な対応をすることが求められます。
様々な種類の看板を取り扱っている会社であれば、現場に応じて適切な提案ができ、コストパフォーマンスの高い看板を設置できる可能性が高いです。
実績が豊富な会社は信頼性も高いので、安心してお任せできるでしょう。

デザインから施工まですべての対応をしている

看板製作会社の中には、一部の業務を外部に委託している所もあります。
しかし、それでは費用負担が大きくなってしまいます。
デザインから施工までの一連の工程をすべて自社で行っている所では、トータルコストでの見積りを提示してくれるため、コストが抑えられる可能性が高いのです。
どのような看板が合っているか考え、集客力の高いデザイン製作してもらえるので、コストパフォーマンスを重視したい方におすすめです。

まとめ

看板は、金属製の素材を使ったり、光源を使う場合はLEDを選んだりすることで、コストパフォーマンス良く使い続けることができます。
製作会社によっても費用は変わってくるので、実績が豊富な所や、デザインから施工までを一環して行ってくれる所を選ぶようにしてください。
ただ、看板のコストパフォーマンスを重視するのであれば、看板の美しさを維持するだけでなく、定期的にメンテナンスや点検を行って耐用年数を延ばすことも大切です。
看板の費用対効果を高めるためにも、メンテナンスや点検は怠らないようにしましょう。