シンプルなものから可愛いもの、カッコいいものまで看板のデザインは様々ですが、お店の個性を主張したいならレトロデザインの看板もおすすめです。
この記事ではレトロの種類をはじめ、レトロ看板の種類や、作る際のこだわりたいポイントについて解説しています。
レトロデザインに興味のある方はもちろん、どのような看板を作れば良いのか悩んでいる方もぜひ最後までお読みください。

レトロには種類がある

レトロなデザインと言っても、昭和レトロや平成レトロ、アメリカンレトロなど、その種類は様々で、それぞれ特徴も異なります。
そこで、まずは看板デザインの中でも人気のレトロテイストをご紹介します。

昭和レトロ

昭和レトロとは、1950～1960年代の昭和中期をモチーフとしたものです。
喫茶店のクリームソーダや花柄グラス、クッピーラムネ、キャラメルのデザインなどは代表的な昭和レトロのデザインです。
懐かしさを感じると30～40代以上の世代から人気があります。

平成レトロ

平成初期に流行ったファンシーグッズやアニメテイストのデザインを、平成レトロといいます。
淡い蛍光色を使ったポップなデザインは30代以上の世代にとって懐かしく、若者世代にとっては目新しさと可愛さがあって人気です。

アメリカンレトロ

1950～1960年代のアメリカのレストランをイメージしたポップなテイストをアメリカンレトロと言います。
昔のアメリカの映画に出てくるようなデザインは、当時アメリカ文化に憧れていた世代をはじめ、現代の若者にも人気があります。
アメリカンレトロなデザインはカフェやバーなどの飲食店はもちろん、雑貨屋や古着屋など、店内のインテリアに採用するのもおすすめです。

レトロ看板の種類

続いて、レトロな印象を受ける看板にはどのような種類があるのか、詳しく見ていきましょう。

ブリキ看板

懐かしさを感じる味のあるデザインは、雑貨屋や居酒屋、カフェやバーの看板におすすめです。
レトロなデザインにエイジング加工を施すことで、あえて昔っぽく仕上げることが可能です。

店内の壁に飾れば、おしゃれなインテリアとしても使えます。
レトロな看板を希望する際は、ブリキ看板を検討してみてください。

吊り下げ式看板

お店のファザートやポールに吊り下げるタイプの看板は、雑貨屋や居酒屋、バーやレストランなどにおすすめです。
看板デザインに加え、吊り下げるブラケットにまでこだわることで、昔懐かしいレトロな雰囲気を出せます。
看板の形は円形や正方形、楕円形など、様々な形に加工することも可能です。

スタンド看板

レトロなデザインのスタンド看板は、カフェや雑貨屋、居酒屋におすすめです。
看板の板面やフレームなど細部にまでレトロ加工を施すことで、昔懐かしさを感じるデザインが実現できます。
お店の雰囲気作りにも最適なので、レトロ感を出したい時は、ぜひ活用してみてください。

A型看板

ウェスタン風のデザインに仕上げたA型看板は、古着屋や雑貨屋、カフェやバーなど幅広い営業スタイルのお店に最適です。
簡単に出し入れができるので、営業中のアピールにも使えます。
ブリキ看板を表面に取り付ければ、よりレトロ感のある仕上がりにできます。

レトロな看板を作る際のこだわりポイント

どのような部分にこだわると、おしゃれでレトロな看板を製作できるのでしょうか？ここからは、レトロ看板の製作時にこだわりたいポイントをご紹介します。

色彩

レトロデザインの看板を作る上で、最も重要なのは色彩です。
色の使い方によって、昔懐かしい雰囲気を再現できます。
また、鮮やかな色は元気で活発な印象を、淡い色は落ち着いた雰囲気を演出でき、ブランドイメージにも影響を与えます。

フォント

看板に使用する文字のサイズやデザインは、どのような店舗なのかアピールする手段でもあります。
例えば、レトロデザインでよく使われている伝統的なフォントを使えば昔懐かしい雰囲気を再現することが可能です。
一方で、カジュアルなフォントなら親しみやすさを、モダンなフォントなら新しさを表現できます。

イラストとレイアウト

レトロデザインなイラストは、商品やサービスだけでなく、店舗の特色を伝える役割を果たします。
そのため、レトロな雰囲気が出るからといって関係ないデザインを使うのはおすすめできません。
重要な情報が伝わるよう適切なイラストを使用すること、さらにはレイアウトのバランスにもこだわることが大切です。

ブリキ看板のメンテナンス方法

レトロ看板の代表格ともいえるブリキ看板は耐久性が高い点もメリットの1つです。
最後に、ブリキ看板のお手入れ方法をご紹介するので、レトロ看板の導入を検討中の方はぜひ参考にしてください。

錆びのチェック

ブリキ看板は錆びることがあります。
錆びもブリキ看板の味になるとはいえ、定期的にお手入れすれば看板そのものを長持ちさせることにつながります。
ブリキ看板を使用する際は、こまめに看板の表面を確認し、錆びを除去することが大切です。

コーティングの確認

ブリキ看板のレトロテイストな雰囲気を保つには、保護コーティングが重要です。
雨風や直射日光にさらされることで劣化しやすいため、色彩や光沢を維持できるよう、保護コーティングの状態を確認してください。
必要であれば再塗装することをおすすめします。

取り付け方法をチェック

ブリキ看板は外壁や壁に取り付けることが多いです。
取り付ける際は固定されているか確認し、緩んでいる場合は再度固定し直すようにしてください。

特に屋外の場合は、強風で飛ばされる・落下するなどの事故を防ぐためにも、固定されているかチェックすることは非常に重要です。
なお、看板を一時的に取り外して保管する場合は、直射日光や湿気による被害を受けない適切な場所に片付けましょう。

まとめ

種類やデザイン、色使いによって他の看板とは違う、個性的ながらも親しみやすい印象を与えてくれるレトロテイストの看板は、バーやカフェ、レストランといった飲食店を中心に、様々なところで活用されています。
レトロデザインのブリキ看板は、店内に飾ることでおしゃれなインテリアとしても使えます。

看板はブランドや店舗のイメージ向上にもつながる大切な要素です。
レトロデザインの看板を作る際は、実績とノウハウを持つ信頼できる業者に依頼することをおすすめします。