ウチノ看板株式会社

看板を設置する際は安全点検が大事!点検する内容について解説

店舗の集客や利益を上げるのに欠かせない看板。
1枚の看板で集客や利益が大きく左右する可能性もゼロではありません。
設置する際、集客や利益だけでなく、安全に目を向けることが大切です。

安全点検を定期的に行い、事故のリスクを少しでも減らせるかどうかも店舗や会社を経営していく上で求められます。
今回は、看板の安全点検について解説します。

設置した看板の安全点検が義務付けられている

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日本では、屋外広告物の安全点検の義務化が進んでいるのが現状です。
店舗や会社を経営していく際、看板の落下を防ぎ、通行人の安全を守ることが求められています。

実際、看板に関する事故が過去に発生しており、ニュースなどで事故に関する内容を目にした方も多いのではないでしょうか?

事故による賠償責任は看板の占有者だけでなく、建物の持ち主も負うことになります。
知らなかったでは済まされないので、看板を設置する予定のある方は設置している看板の状態に目を配り、適切なメンテナンスを行いましょう。

高さが4mを超えている場合

高さが4m以上の看板を設置しようと考えている方もいるのではないでしょうか?
場所によっては、4m以上の看板を設置するのが効果的な場合があります。
看板の高さは店舗や会社のオフィスを建設する上で1つの焦点になってきます。

建築基準法において、高さが4mを超える看板を設置する際は屋外広告物安全点検報告書の提出が義務付けられている点に注意したいところ。
看板の安全点検は屋外広告物安全点検報告書に則って行われます。
また、看板の設置が完了した後、完了検査が必要です。

看板の安全点検でチェックする箇所

事故を未然に防ぐため、設置している看板に問題がないか細かくチェックすることになります。
人によっては、一体どこを点検するのか気になっているのではないでしょうか?
点検する箇所は以下の通り。

・基礎部・上部構造
・支持部
・取付部
・広告板
・照明装置
・付属部材

ここでは、安全点検でチェックする箇所について触れていきます。

基礎部・上部構造

基礎部のクラックをはじめ、支柱のぐらつき、支柱と根巻きとの隙間、上部構造全体の傾斜・ぐらつきが発生していないかチェック。
その他にも、鉄骨のさびが発生していないかどうかや塗装が老朽化していないかも点検し、メンテナンスが必要かどうか判断することになります。

支柱の根元が腐食してしまうと、看板が転倒してしまう恐れがあるので注意してください。
腐食やぐらつきなどの問題は主に以下の原因で発生します。

・振動
・雨水
・犬の尿
・融雪剤

支持部

支持部も安全点検でチェックする箇所。
ボルト・ナット・ビスの緩みや腐食、脱落などが起きていないかどうかをはじめ、溶接部・プレートの腐食や変形、隙間ができていないかを把握します。

ボルトの緩みなどが原因で看板が落下してしまう恐れがあるので注意が必要です。
振動や衝撃などにより、支持部に問題が発生します。

取付部

取付部も劣化していくため、安全点検を行い、メンテナンスを行うかどうか把握しておきたいところ。
アンカーボルトの緩み・脱落・腐食をはじめ、溶接部やコーキングの劣化、取付部周辺に異常が起きていないかをチェックします。

看板によっては、壁面との間に好きが生じています。
事故を防ぐためにも、看板だけでなく、建物全体の状態に気を配るのが大切。

取付部の異常は様々な原因で発生します。
異常が起きる主な原因として、以下のものが挙げられます。

・振動
・衝撃
・荷重
・滞水
・紫外線
・熱

広告板

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安全点検の際、広告板もチェックする箇所。
広告板には、通行人に発信したい情報が記載されています。

表示面板・切り文字の腐食をはじめ、側板の変形・外れや表示面板の継ぎ目に隙間が生じていないかなどをチェックします。

広告板の異常もさまざまな原因で発生するので注意したいところ。
主に以下の原因が挙げられます。

・滞水
・衝撃
・強風
・紫外線
・熱

照明装置

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看板を照らし、店舗の場所を知らせるのに照明装置が用いられる場合も少なくありません。
集客や利益を伸ばすために照明装置を取り付けるかどうか迷っている方もいるのではないでしょうか?
場所によっては、照明装置を取り付けることをおすすめします。

安全点検を行う際、破損や変形、さび、漏水が起きていないかなどをチェック。
配線不良や漏電が起きていると、火災や感電が起きる場合があるので注意してください。

付属部材

装飾や振れ止め棒、鳥よけなどの付属部材も安全点検の際に問題がないかチェックします。
触れ止め棒が外れてしまうと、看板が落下する恐れがあります。

看板の安全点検にかかる費用

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看板の安全点検を行う際、まとまった費用がかかる点に注意したいところ。
看板の種類や方法によって変わってきます。
ドローンによる安全点検の場合、安く抑えられます。

看板の安全点検を怠った場合

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看板を設置した際、安全点検を怠るのは避けてください。
安全点検を怠ってしまうと、罰せられます。

看板の安全点検を行うためには資格が必要

看板の安全点検は誰にでも行えるものではありません。
特定の資格です。
看板の安全点検に関する資格は以下の通り。

・屋外広告士
・電気工事士
・電気主任技術者
・1級建築士または2級建築士
・屋外広告物点検技能講習修了者

ここでは、各資格について紹介します。

屋外広告士

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屋外広告士は屋外広告物の製作・施工に関する知識や技術があることを証明するための資格。
屋外工区業などに従事し、満18歳以上で実務経験が3年以上でないと試験を受けられません。

電気工事士

電気工事士は電気設備の工事や取扱の際に必要になる資格です。
第一種と第二種に分類されており、従事できる電気工作物の範囲が異なります。
電気工作物の範囲は以下の通り。

・第一種:一般電気工作物・最大電力500キロワット未満の自家用電気工作物
・第二種:一般電気工作物

電気主任技術者

電気主任技術者は電気設備の保安監督業務に関する資格です。
第一種・第ニ種・第三種に分類されており、取り扱える電気工作物がそれぞれ異なります。
取り扱える電圧は以下の通り。

・第一種:全ての事業用電気工作物
・第ニ種:17万ボルト未満の事業用電気工作物
・第三種:5万ボルト未満の事業用電気工作物

1級建築士または2級建築士

1級建築士または2級建築士は、建物の設計や工事監理に関する資格です。
1級建築士の場合、設計できる建物の構造・規模の制限がありません。
それに対し、2級建築士は設計できる建物の構造・規模に制限が設けられています。

屋外広告物点検技能講習修了者

屋外広告物点検技能講習は、日本屋外広告業団体連合会と日本サイン協会は共催している講習。
屋外広告物の点検に関する知識を屋外広告物の製作や施工に携わっている業者に普及するのが目的です。

受講するためには、いくつかの条件が設けられています。
屋外広告物点検技能講習を受講する条件は以下の通り。

・屋外広告業の登録を受けている
・屋外広告物に関する一定の工事経験がある

ただし、施工を伴わない製作や目視点検、清掃などは対象外です。
これから、屋外広告物点検技能講習を受講しようと考えている方は注意してください。

看板の安全点検について業者に相談するのが大事

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看板の製作・設置・安全点検は信頼できる業者に依頼することをおすすめします。
施工実績や在籍しているスタッフなどを参考にし、依頼するかどうか判断したいところ。
気になる業者を見つけたら、口コミを事前にチェックしてはいかがでしょうか?

まとめ

看板に不備がないかをチェックし、事故を未然に防ぐことが重要です。
さびやぐらつき、変形などにより、看板の落下や破損が起きます。
普段から建物の状態に気を配りつつ、必要に応じてメンテナンスを行いたいところ。
場合によっては、新しい看板に交換する必要が出てくるかもしれません。

看板の製作・設置・安全点検は十分な知識と技術が求められます。
業者に相談しつつ、耐久性と安全性に優れた看板を製作・設置してください。

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看板を設置する際は安全点検が大事!点検する内容について解説

店舗の集客や利益を上げるのに欠かせない看板。
1枚の看板で集客や利益が大きく左右する可能性もゼロではありません。
設置する際、集客や利益だけでなく、安全に目を向けることが大切です。

安全点検を定期的に行い、事故のリスクを少しでも減らせるかどうかも店舗や会社を経営していく上で求められます。
今回は、看板の安全点検について解説します。

設置した看板の安全点検が義務付けられている

002

日本では、屋外広告物の安全点検の義務化が進んでいるのが現状です。
店舗や会社を経営していく際、看板の落下を防ぎ、通行人の安全を守ることが求められています。

実際、看板に関する事故が過去に発生しており、ニュースなどで事故に関する内容を目にした方も多いのではないでしょうか?

事故による賠償責任は看板の占有者だけでなく、建物の持ち主も負うことになります。
知らなかったでは済まされないので、看板を設置する予定のある方は設置している看板の状態に目を配り、適切なメンテナンスを行いましょう。

高さが4mを超えている場合

高さが4m以上の看板を設置しようと考えている方もいるのではないでしょうか?
場所によっては、4m以上の看板を設置するのが効果的な場合があります。
看板の高さは店舗や会社のオフィスを建設する上で1つの焦点になってきます。

建築基準法において、高さが4mを超える看板を設置する際は屋外広告物安全点検報告書の提出が義務付けられている点に注意したいところ。
看板の安全点検は屋外広告物安全点検報告書に則って行われます。
また、看板の設置が完了した後、完了検査が必要です。

看板の安全点検でチェックする箇所

事故を未然に防ぐため、設置している看板に問題がないか細かくチェックすることになります。
人によっては、一体どこを点検するのか気になっているのではないでしょうか?
点検する箇所は以下の通り。

・基礎部・上部構造
・支持部
・取付部
・広告板
・照明装置
・付属部材

ここでは、安全点検でチェックする箇所について触れていきます。

基礎部・上部構造

基礎部のクラックをはじめ、支柱のぐらつき、支柱と根巻きとの隙間、上部構造全体の傾斜・ぐらつきが発生していないかチェック。
その他にも、鉄骨のさびが発生していないかどうかや塗装が老朽化していないかも点検し、メンテナンスが必要かどうか判断することになります。

支柱の根元が腐食してしまうと、看板が転倒してしまう恐れがあるので注意してください。
腐食やぐらつきなどの問題は主に以下の原因で発生します。

・振動
・雨水
・犬の尿
・融雪剤

支持部

支持部も安全点検でチェックする箇所。
ボルト・ナット・ビスの緩みや腐食、脱落などが起きていないかどうかをはじめ、溶接部・プレートの腐食や変形、隙間ができていないかを把握します。

ボルトの緩みなどが原因で看板が落下してしまう恐れがあるので注意が必要です。
振動や衝撃などにより、支持部に問題が発生します。

取付部

取付部も劣化していくため、安全点検を行い、メンテナンスを行うかどうか把握しておきたいところ。
アンカーボルトの緩み・脱落・腐食をはじめ、溶接部やコーキングの劣化、取付部周辺に異常が起きていないかをチェックします。

看板によっては、壁面との間に好きが生じています。
事故を防ぐためにも、看板だけでなく、建物全体の状態に気を配るのが大切。

取付部の異常は様々な原因で発生します。
異常が起きる主な原因として、以下のものが挙げられます。

・振動
・衝撃
・荷重
・滞水
・紫外線
・熱

広告板

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安全点検の際、広告板もチェックする箇所。
広告板には、通行人に発信したい情報が記載されています。

表示面板・切り文字の腐食をはじめ、側板の変形・外れや表示面板の継ぎ目に隙間が生じていないかなどをチェックします。

広告板の異常もさまざまな原因で発生するので注意したいところ。
主に以下の原因が挙げられます。

・滞水
・衝撃
・強風
・紫外線
・熱

照明装置

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看板を照らし、店舗の場所を知らせるのに照明装置が用いられる場合も少なくありません。
集客や利益を伸ばすために照明装置を取り付けるかどうか迷っている方もいるのではないでしょうか?
場所によっては、照明装置を取り付けることをおすすめします。

安全点検を行う際、破損や変形、さび、漏水が起きていないかなどをチェック。
配線不良や漏電が起きていると、火災や感電が起きる場合があるので注意してください。

付属部材

装飾や振れ止め棒、鳥よけなどの付属部材も安全点検の際に問題がないかチェックします。
触れ止め棒が外れてしまうと、看板が落下する恐れがあります。

看板の安全点検にかかる費用

002

看板の安全点検を行う際、まとまった費用がかかる点に注意したいところ。
看板の種類や方法によって変わってきます。
ドローンによる安全点検の場合、安く抑えられます。

看板の安全点検を怠った場合

002

看板を設置した際、安全点検を怠るのは避けてください。
安全点検を怠ってしまうと、罰せられます。

看板の安全点検を行うためには資格が必要

看板の安全点検は誰にでも行えるものではありません。
特定の資格です。
看板の安全点検に関する資格は以下の通り。

・屋外広告士
・電気工事士
・電気主任技術者
・1級建築士または2級建築士
・屋外広告物点検技能講習修了者

ここでは、各資格について紹介します。

屋外広告士

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屋外広告士は屋外広告物の製作・施工に関する知識や技術があることを証明するための資格。
屋外工区業などに従事し、満18歳以上で実務経験が3年以上でないと試験を受けられません。

電気工事士

電気工事士は電気設備の工事や取扱の際に必要になる資格です。
第一種と第二種に分類されており、従事できる電気工作物の範囲が異なります。
電気工作物の範囲は以下の通り。

・第一種:一般電気工作物・最大電力500キロワット未満の自家用電気工作物
・第二種:一般電気工作物

電気主任技術者

電気主任技術者は電気設備の保安監督業務に関する資格です。
第一種・第ニ種・第三種に分類されており、取り扱える電気工作物がそれぞれ異なります。
取り扱える電圧は以下の通り。

・第一種:全ての事業用電気工作物
・第ニ種:17万ボルト未満の事業用電気工作物
・第三種:5万ボルト未満の事業用電気工作物

1級建築士または2級建築士

1級建築士または2級建築士は、建物の設計や工事監理に関する資格です。
1級建築士の場合、設計できる建物の構造・規模の制限がありません。
それに対し、2級建築士は設計できる建物の構造・規模に制限が設けられています。

屋外広告物点検技能講習修了者

屋外広告物点検技能講習は、日本屋外広告業団体連合会と日本サイン協会は共催している講習。
屋外広告物の点検に関する知識を屋外広告物の製作や施工に携わっている業者に普及するのが目的です。

受講するためには、いくつかの条件が設けられています。
屋外広告物点検技能講習を受講する条件は以下の通り。

・屋外広告業の登録を受けている
・屋外広告物に関する一定の工事経験がある

ただし、施工を伴わない製作や目視点検、清掃などは対象外です。
これから、屋外広告物点検技能講習を受講しようと考えている方は注意してください。

看板の安全点検について業者に相談するのが大事

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看板の製作・設置・安全点検は信頼できる業者に依頼することをおすすめします。
施工実績や在籍しているスタッフなどを参考にし、依頼するかどうか判断したいところ。
気になる業者を見つけたら、口コミを事前にチェックしてはいかがでしょうか?

まとめ

看板に不備がないかをチェックし、事故を未然に防ぐことが重要です。
さびやぐらつき、変形などにより、看板の落下や破損が起きます。
普段から建物の状態に気を配りつつ、必要に応じてメンテナンスを行いたいところ。
場合によっては、新しい看板に交換する必要が出てくるかもしれません。

看板の製作・設置・安全点検は十分な知識と技術が求められます。
業者に相談しつつ、耐久性と安全性に優れた看板を製作・設置してください。

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