看板の製作・設置を行う際、まとまった費用がかかります。
業務に支障をきたさないようにするためにも、どのような経費がかかるか知っておきたいところ。
初めての看板製作で一体どのような経費が発生するか気になっている方も多いのではないでしょうか?
今回は、看板設置時にかかる経費について解説します。
気になる方は一度参考にしてください。
看板の製作・設置時に経費を計上する理由
経費を計上することにより、支払う税金を抑えられます。
領収書やレシート、振込み証明などの書類を保管し、手続きを進めることが大切です。
会社や店舗の経営に支障をきたさないためにも、支出の管理を普段から行いましょう。
看板の経費を計上する際の勘定科目
看板の経費を計上する際、どのような勘定科目があるか押さえておきたいところ。
勘定科目とは、お金や物の出入りを記録する際に用いられる分類科目のことです。
資産や負債の増減などを把握した上で業務を進める必要があります。
早速ですが、看板の経費を計上する際の勘定科目を紹介します。
建物付属設備
建物付属設備は、建物に看板を固定した際に計上される経費。
減価償却する際、金属製かどうかチェックする必要があります。
・金属製:18年
・金属製以外:10年
耐用年数に応じて、減価償却費を計上していきます。
構築物
構築物とは、屋外に設置した看板を指します。
複数の構築物を設置した場合、それぞれ個別に資産として評価してください。
素材によって、耐用年数が変わるため、注意が必要です。
耐用年数は以下の通り。
・金属製:20年
・金属製以外:10年
構築物の一例として、野立て看板や広告塔などが挙げられます。
集客や利益を伸ばす際、どこに構築物を設置するか検討したいところ。
器具及び備品
器具及び備品は、設置場所が固定されていない移動できる看板。
固定されていないため、建物付属設備や構築物には該当しません。
スタンド看板やマネキン人形、ネオンサインなどが器具及び備品に当たります。
耐用年数は以下の通りです。
・スタンド看板・気球・ネオンサイン:3年
・模型・マネキン人形:2年
・その他の金属製の看板:10年
・その他の金属製でない看板:5年
器具及び備品によって、耐用年数が異なります。
会社や店舗を経営していく際、どの器具及び備品を設置するか一度検討しましょう。
消耗品
消耗品は、設置費用が10万円以下の看板。
減価償却を行う必要がありません。
看板製作・設置を行った際、かかった費用が10万円以下ならその年に発生した費用として計上してください。
看板の製作・設置に関係するその他の経費
看板の製作・設置には、さまざまな経費が発生します。
これから、看板を製作しようと考えている方は、以下の経費も押さえましょう。
・外注費
・広告宣伝費
・修繕費
ここでは、各経費について解説するので、気になる方は一度チェックしてください。
外注費
看板の製作・設置を業者に依頼しようと考えている方も多いのではないでしょうか?
委託する場合は、外注費を計上しましょう。
計上するためには、雇用形態や業務指揮関係がないことが条件。
広告宣伝費
パネルやポスターなどの看板は広告宣伝費に該当します。
不特定多数の方に向けて商品やサービスを宣伝したい時にかかる費用です。
修繕費
修繕費は、看板を補修する際にかかる経費。
年数を重ねる度に劣化していきます。
長期に渡って設置し続けるためには、メンテナンスや補修が必要です。
シートを貼り付けたりすると、資本的支出となってしまうので注意してください。
看板の経費に関する相談をどこに行えば良いか
看板の製作・設置にかかる経費について分からないことが多いけど、一体どこに相談すれば良いか分からないと悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
経費について分からないことをそのままにしていると、後で大きな問題が発生する可能性も十分考えられます。
ここでは、看板の経費にする相談を一体どこに行えば良いかについて解説します。
経費について疑問がある方は一度参考にしてください。
税務署
看板の製作・設置の経費や確定申告などに関する悩みがある場合、税務署に一度相談することをおすすめします。
相談する際、事前に予約する必要があります。
税理士
税金に関する悩みがある場合、税理士に相談するのもひとつの選択肢。
税理士によっては、確定申告に関する相談会を開催しているケースもあります。
会社や店舗の経営に支障をきたさないためにも、税理士に経費に関する悩みを一度相談してみてはいかがでしょうか?
市区町村の役場
市区町村の役場によっては、確定申告の相談を受け付けているケースも存在します。
経費の計上について分からないことがある場合は市区町村の役場で相談を受け付けているかどうかチェックしたいところ。
看板製作業者
看板の製作・設置にかかる経費の他にも分からないことがある場合、看板製作業者に相談するのも選択肢のひとつです。
相談や見積もり時に分からないことを聞き、疑問を解消しましょう。
設置場所に応じて勘定科目を使い分けることが大事
看板の経費を計上する際、設置場所に応じて勘定科目を使い分けることが大切です。
オフィスや店舗に設置するケースもあれば、道路際などに設置するケースも存在します。
会社や店舗の経営していく際、どこに設置すれば十分な集客や利益が見込めるか検討してください。
看板の経費を計上する際は会計ソフトが便利
看板の経費を計上するのが面倒だと感じている方も多いのではないでしょうか?
資産や予算の管理など、会社や店舗を存続させるために必要な作業がいくつも存在します。
普段の業務で予算の管理などを行う際、会計ソフトが便利です。
まだ導入していない方は、導入するかどうか一度検討することをおすすめします。
看板の経費の計上に用いる会計ソフトの選び方
会計ソフトと一口に言っても複数存在します。
会社や店舗の経営で支障をきたさないためにも、使いやすい会計ソフトを導入できるかどうかが重要。
数ある中から自分に合ったものを見つけましょう。
ここでは、会計ソフトの選び方について触れていくので、看板の製作・設置に関する経費を計上しようと考えている方は一度チェックしてください。
無料期間が設定されているか
まず、無料期間が設定されているかをチェックすることが大切です。
無料期間の中で使いやすいと感じた上で導入するかを決定しましょう。
簿記の知識が少なくても使いやすいかどうか
会社にいる経理が簿記の知識が少ないと悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
会計ソフトによっては、簿記の知識が少なくても使いやすいものも存在します。
看板の経費を計上する際、簿記の知識が少なくても使いやすい会計ソフトを導入するのも選択肢のひとつ。
サポートの内容
サポートが充実しているかどうも導入する際の決め手です。
会計ソフトやプランの内容により、サポートの内容が変わってきます。
業務に支障をきたさないためにも、サポートの内容についても押さえておきたいところ。
バージョンアップの有無
法改正などにより、申告書の様式の変更などが行われます。
会社や店舗を経営していく際、税制の改正など、法律についても関心を持つ必要があります。
法改正に応じて会計ソフトをバージョンアップさせたいところ。
バージョンアップに対応しているかどうかも会計ソフトを選ぶ際のポイントになってきます。
事業規模
会計ソフトは法人用と個人事業主用の2つが存在します。
事業の規模に応じて、会計ソフトを選びましょう。
まとめ
会社や店舗を経営していく際、どのような経費がかかるか把握することが大切です。
経費を把握していない場合、確定申告の際に大きなトラブルが発生します。
どの看板を製作・設置するかにより、経費が変わってきます。
集客や利益が伸びるかどうかだけでなく、どのような経費がかかるかについて検討しましょう。
看板製作について分からないことがある際は、業者に一度相談してみてはいかがでしょうか?
場合によっては、思いもよらないアドバイスが頂けるかもしれません。
お見積り・お問い合わせはこちら