ウチノ看板株式会社

屋外広告士ってどんな仕事なの?仕事内容や資格の詳細について徹底解説!

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「屋外広告士」という職種をご存知でしょうか?
屋外広告業に興味があったり、携わったりしている方でなければ全く分からないという方も多いでしょう。

今回の記事では、屋外広告士をテーマに詳しくご紹介していきます。
屋外広告士の仕事内容や資格の詳細についてご紹介していきますので、興味がある方はぜひ目を通してみてください。

屋外広告士とは?

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はじめに、屋外広告士がどのような職種なのかご紹介していきましょう。
屋外広告士とは、屋外広告業に就く上で必要な知識や技術を持っていることを証明するための資格です。

屋外広告を設置するためには、「屋外広告物法」という法律で景観を悪くしたり、事故などが起きたりしないようにサイズや場所が決められています。
この法律に則って屋外広告のデザインや施工方法などを考え、設計や施工を進めていくのです。

業務責任者を目指す場合は必須となる資格であり、屋外広告業の仕事に就く場合でも持っておいて損はないでしょう。
また、屋外広告はどこの地域でも需要があるため、「資格を取ったけど仕事がない」といった心配はありません。

屋外広告士の仕事内容

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どの街でも、様々な場所に大きな看板やネオンサインなどを見かけます。
これらが街に溶け込むように景観を考えたり、事故が起きたりしないようにするのが屋外広告士の仕事です。

広告を設置する際は法律・地域の条例・建築規定などに従う必要があり、設置した後の安全管理を行う役割もあります。
以下の項目で、屋外広告士の仕事内容について詳しくご紹介していきましょう。

看板の詳細・取り付けに関する打ち合わせ

屋外広告士の仕事では、看板の詳細を決めたり、取り付けに関する打ち合わせを行ったりします。
屋外広告物を設置する際は法律に従わなければいけないため、屋外広告士が法律に則って内容や詳細の打ち合わせを進めていくのです。
打ち合わせで看板の詳細が決定したら、看板の作成→設置へと進んでいきます。

看板を作成するためには緻密な打ち合わせが必要であり、専門的な知識や技術も必要です。
屋外広告士という名前のとおり、屋外広告のデザインから設置までトータル的に行っていきます。

設置管理業務

もう1つの仕事は、看板の設置管理業務です。
看板の詳細が決定したら、官公庁へ必要な申請を行っていきます。

屋外広告士は、看板を設置する際の安全管理も怠ってはいけません。
法律や建築規定などに則っているかをすべて確認し、安全を確保します。
万が一違反や無許可の項目が見つかった場合、屋外広告物条例22条で許可を取り消すことが定められています。

屋外広告の規制とは?

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屋外広告には、様々な法律や建築規定が定められています。
街中には様々な広告物が設置されているため、どれが該当するのか分からないという方もいるでしょう。

屋外広告物は公衆を対象に、屋外で常時・もしくは一定の期間続けて表示されているものを指します。
そのため、窓ガラスの内側に貼られている広告やビラ配りなどは該当しません。

屋外広告物が景観や公衆の悪影響にならないように、様々な規制が定められています。

規制の種類

規制の種類については以下のとおりです。

・禁止されている区域
景観地区、重要文化財等周辺地域、高速道路や鉄道などの沿線、公園、学校、図書館

・禁止物件
トンネル、橋、道路標識、信号、ガードレール、街路樹、電柱、銅像、記念碑

・許可区域
道路、鉄道、河川、山、湖、港湾、空港、駅

・広告物の規制設定
張り紙、看板、広告幕

規制適応除外の広告物

広告物の中には、これらの規制が適応されないものもあります。
適応除外の広告物については以下のとおりです。

・法令の規定によって表示する広告物
・公職選挙法で許可された選挙活動のためのポスター
・自家用広告物などに該当し、規定の基準に適合しているもの
・冠婚葬祭または祭礼で一時的に表示するもの
・国や地方公共団体が公共目的をもって表示するもの

このように数多くの規制が存在し、定義も曖昧なものが多いです。
そのため、屋外広告物を依頼する場合は経験や知識を豊富に持ったプロに任せるようにしましょう。

屋外広告士の資格の詳細

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屋外広告士の仕事内容についてご紹介してきましたが、資格の詳細について気になる方も多いでしょう。
ここからは、屋外広告士の資格についてご紹介していきます。

屋外広告士は、屋外広告物法で定められている登録試験機関「日広連」が行っている資格です。
受験資格や学科試験の内容、合格率については以下のとおりです。

受験資格

受験資格は、「満18歳以上であること」「広告施工に関する業務に3年携わること」が条件となります。
しかし、資格の保有状況によっては免除される試験もあります。
1・2級建築士は「学科試験C・ 実技試験」が免除、1・2級建築施工管理技師と1・2級土木施工管理技師は「学科試験C」が免除されます。

学科試験

試験内容は、問題A(関係法規・60分)が15問、問題B(広告デザイン・80分)20問、問題C(設計・施工・60分)15問がマークシート方式で出題されます。

学科試験はいずれも60%以上正解していることが合格基準で、1科目でも満点の40%を満たさなければ不合格となります。
しかし、それぞれの試験の平均点によっては例外もあるようです。
年間で数百人が受験していますが、合格者はそのうちの約30%としています。

難易度は高いのか?

合格率は約30%と言われていますが、難易度としてはやや難しいというレベルです。
合格するために必要な勉強時間は40時間以上と言われていて、過去問などを使って勉強を進めていきましょう。
過去問で70~80%の正答率があれば安心できると言われています。

屋外広告士の資格を取ることのメリット

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ここからは、屋外広告士の資格を取得するメリットについてご紹介していきます。
資格取得を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

知識と技術があることを証明できる

1つ目は、「屋外広告物に関する知識や技術を持っていることを証明できる」という点です。
資格を取得すれば、専門知識があることが公式に認定されます。
業務主任者を目指す場合は必須の資格となるので、取っておいて損のない資格と言えます。

転職で使える

2つ目のメリットは、「転職の際に有利になる」という点です。
屋外に大きな看板や垂れ幕などを設置する場合、営業所ごとに屋外広告士を設置しなければならないと法律や条例で定められています。

看板制作の会社が運営を行っていくためには、資格を持っている人がいなければ経営はできません。
これらを考えると、屋外広告士の資格を持っている方が転職の際に有利になると言えます。

特別手当をもらえる可能性も

屋外広告士の資格を持っていることで、特別手当をもらえる可能性があります。
屋外広告業を主体とする会社にとっては、屋外広告士は必須となる人材です。

企業側は資格保有者を責任者にする必要があるため、屋外広告士の資格を持っている人に特別手当を支給しているケースもあるようです。

まとめ

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今回は、屋外広告士の仕事内容や資格の詳細についてご紹介してきました。
屋外広告物には様々な法律や条例に従って規制が定められているため、専門的な知識や技術を屋外広告士が必要になります。

資格を取得していれば屋外広告業に就く際にも有利になりますし、さらに上を目指して業務責任者になることもできます。
どの地域でも屋外広告は必要なので、需要のある仕事と言えるでしょう。
資格取得や屋外広告の依頼を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

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屋外広告士ってどんな仕事なの?仕事内容や資格の詳細について徹底解説!

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「屋外広告士」という職種をご存知でしょうか?
屋外広告業に興味があったり、携わったりしている方でなければ全く分からないという方も多いでしょう。

今回の記事では、屋外広告士をテーマに詳しくご紹介していきます。
屋外広告士の仕事内容や資格の詳細についてご紹介していきますので、興味がある方はぜひ目を通してみてください。

屋外広告士とは?

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はじめに、屋外広告士がどのような職種なのかご紹介していきましょう。
屋外広告士とは、屋外広告業に就く上で必要な知識や技術を持っていることを証明するための資格です。

屋外広告を設置するためには、「屋外広告物法」という法律で景観を悪くしたり、事故などが起きたりしないようにサイズや場所が決められています。
この法律に則って屋外広告のデザインや施工方法などを考え、設計や施工を進めていくのです。

業務責任者を目指す場合は必須となる資格であり、屋外広告業の仕事に就く場合でも持っておいて損はないでしょう。
また、屋外広告はどこの地域でも需要があるため、「資格を取ったけど仕事がない」といった心配はありません。

屋外広告士の仕事内容

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どの街でも、様々な場所に大きな看板やネオンサインなどを見かけます。
これらが街に溶け込むように景観を考えたり、事故が起きたりしないようにするのが屋外広告士の仕事です。

広告を設置する際は法律・地域の条例・建築規定などに従う必要があり、設置した後の安全管理を行う役割もあります。
以下の項目で、屋外広告士の仕事内容について詳しくご紹介していきましょう。

看板の詳細・取り付けに関する打ち合わせ

屋外広告士の仕事では、看板の詳細を決めたり、取り付けに関する打ち合わせを行ったりします。
屋外広告物を設置する際は法律に従わなければいけないため、屋外広告士が法律に則って内容や詳細の打ち合わせを進めていくのです。
打ち合わせで看板の詳細が決定したら、看板の作成→設置へと進んでいきます。

看板を作成するためには緻密な打ち合わせが必要であり、専門的な知識や技術も必要です。
屋外広告士という名前のとおり、屋外広告のデザインから設置までトータル的に行っていきます。

設置管理業務

もう1つの仕事は、看板の設置管理業務です。
看板の詳細が決定したら、官公庁へ必要な申請を行っていきます。

屋外広告士は、看板を設置する際の安全管理も怠ってはいけません。
法律や建築規定などに則っているかをすべて確認し、安全を確保します。
万が一違反や無許可の項目が見つかった場合、屋外広告物条例22条で許可を取り消すことが定められています。

屋外広告の規制とは?

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屋外広告には、様々な法律や建築規定が定められています。
街中には様々な広告物が設置されているため、どれが該当するのか分からないという方もいるでしょう。

屋外広告物は公衆を対象に、屋外で常時・もしくは一定の期間続けて表示されているものを指します。
そのため、窓ガラスの内側に貼られている広告やビラ配りなどは該当しません。

屋外広告物が景観や公衆の悪影響にならないように、様々な規制が定められています。

規制の種類

規制の種類については以下のとおりです。

・禁止されている区域
景観地区、重要文化財等周辺地域、高速道路や鉄道などの沿線、公園、学校、図書館

・禁止物件
トンネル、橋、道路標識、信号、ガードレール、街路樹、電柱、銅像、記念碑

・許可区域
道路、鉄道、河川、山、湖、港湾、空港、駅

・広告物の規制設定
張り紙、看板、広告幕

規制適応除外の広告物

広告物の中には、これらの規制が適応されないものもあります。
適応除外の広告物については以下のとおりです。

・法令の規定によって表示する広告物
・公職選挙法で許可された選挙活動のためのポスター
・自家用広告物などに該当し、規定の基準に適合しているもの
・冠婚葬祭または祭礼で一時的に表示するもの
・国や地方公共団体が公共目的をもって表示するもの

このように数多くの規制が存在し、定義も曖昧なものが多いです。
そのため、屋外広告物を依頼する場合は経験や知識を豊富に持ったプロに任せるようにしましょう。

屋外広告士の資格の詳細

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屋外広告士の仕事内容についてご紹介してきましたが、資格の詳細について気になる方も多いでしょう。
ここからは、屋外広告士の資格についてご紹介していきます。

屋外広告士は、屋外広告物法で定められている登録試験機関「日広連」が行っている資格です。
受験資格や学科試験の内容、合格率については以下のとおりです。

受験資格

受験資格は、「満18歳以上であること」「広告施工に関する業務に3年携わること」が条件となります。
しかし、資格の保有状況によっては免除される試験もあります。
1・2級建築士は「学科試験C・ 実技試験」が免除、1・2級建築施工管理技師と1・2級土木施工管理技師は「学科試験C」が免除されます。

学科試験

試験内容は、問題A(関係法規・60分)が15問、問題B(広告デザイン・80分)20問、問題C(設計・施工・60分)15問がマークシート方式で出題されます。

学科試験はいずれも60%以上正解していることが合格基準で、1科目でも満点の40%を満たさなければ不合格となります。
しかし、それぞれの試験の平均点によっては例外もあるようです。
年間で数百人が受験していますが、合格者はそのうちの約30%としています。

難易度は高いのか?

合格率は約30%と言われていますが、難易度としてはやや難しいというレベルです。
合格するために必要な勉強時間は40時間以上と言われていて、過去問などを使って勉強を進めていきましょう。
過去問で70~80%の正答率があれば安心できると言われています。

屋外広告士の資格を取ることのメリット

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ここからは、屋外広告士の資格を取得するメリットについてご紹介していきます。
資格取得を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

知識と技術があることを証明できる

1つ目は、「屋外広告物に関する知識や技術を持っていることを証明できる」という点です。
資格を取得すれば、専門知識があることが公式に認定されます。
業務主任者を目指す場合は必須の資格となるので、取っておいて損のない資格と言えます。

転職で使える

2つ目のメリットは、「転職の際に有利になる」という点です。
屋外に大きな看板や垂れ幕などを設置する場合、営業所ごとに屋外広告士を設置しなければならないと法律や条例で定められています。

看板制作の会社が運営を行っていくためには、資格を持っている人がいなければ経営はできません。
これらを考えると、屋外広告士の資格を持っている方が転職の際に有利になると言えます。

特別手当をもらえる可能性も

屋外広告士の資格を持っていることで、特別手当をもらえる可能性があります。
屋外広告業を主体とする会社にとっては、屋外広告士は必須となる人材です。

企業側は資格保有者を責任者にする必要があるため、屋外広告士の資格を持っている人に特別手当を支給しているケースもあるようです。

まとめ

002

今回は、屋外広告士の仕事内容や資格の詳細についてご紹介してきました。
屋外広告物には様々な法律や条例に従って規制が定められているため、専門的な知識や技術を屋外広告士が必要になります。

資格を取得していれば屋外広告業に就く際にも有利になりますし、さらに上を目指して業務責任者になることもできます。
どの地域でも屋外広告は必要なので、需要のある仕事と言えるでしょう。
資格取得や屋外広告の依頼を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

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