店舗や会社のオフィスに設置する看板。
看板の種類は多岐に渡るので、集客や収益を伸ばしたり、雰囲気を出すためにはどのタイプの看板を設置するか意識する必要があります。
文字やイラストを立体的に見せるため、カルプ文字を用いているケースも存在します。

存在感を出すためにカルプ文字を設置したい方も多いのではないでしょうか？
今回は、カルプ文字とは一体何かに加え、メリットとデメリットについて解説させていただきます。

カルプ文字とは何か

カルプ文字はカルプと呼ばれる素材を切り出して作る文字。
カルプは発泡ウレタン樹脂のことです。
文字だけでなく、ロゴマークや装飾の模様に用いられます。

カルプ文字のメリット

カルプ文字を長期間に渡って設置する際、どのようなメリットがあるか押さえておきたいところ。
主なメリットとして、以下のものが挙げられます。

想像以上にメリットが多いと感じた方もいるのではないでしょうか？
早速ですが、カルプ文字のメリットについて解説させていただきます。

取り付けやすい

軽くて設置しやすいのがメリット。
看板選びのポイントのひとつに取り付けやすいかどうかが挙げられます。
場所によっては、両面テープだけで済みます。

視認性に優れている

立体的な文字なので、視認性に優れているのもメリット。
多くの看板が平らなので、目立ちやすいです。
視認性を意識している方はカルプ文字を設置するかどうか検討してはいかがでしょうか？

耐候性に優れている

カルプ文字は耐水性と耐候性に優れています。
看板を設置し続けるためには、耐候性も意識する必要があります。

さまざまな加工を施せる

カルプは柔軟性に優れているので、加工を施しやすいのがメリットです。
看板製作を行う際、使う素材が加工しやすいかどうかもポイント。

他の材料と組み合わせることができる

他の材料と組み合わせられるのもカルプ文字のメリットに挙げられます。
表面に他の素材を貼りつけ、美しく仕上げることができます。
また、耐久性や耐候性が上がるのもポイントです。

比較的安価で製作できる

看板製作を行う上でどのくらいの費用がかかるかも意識したいところ。
タイプによっては、想定以上に費用がかかるかもしれません。
カルプ文字は比較的安価で製作できるのもメリットです。

カルプ文字のデメリット

カルプは方面が平滑ではないため、ホコリや水垢が付きやすいのがデメリット。
汚れが目立つと印象が下がってしまう場合もあるので、設置する際は注意してください。
ホコリなどを付きにくくするためには、アルミ複合板などの素材と組み合わせることが大切です。

また、屋外で長期間に渡って設置する際、塗装でコーティングするのも選択肢のひとつに挙げられます。
皮膜を貼ることにより、劣化のスピードを抑えることができます。

カルプ文字を製作・設置する際のポイント

カルプ文字を製作・設置する上でのポイントは一体何か気になっている方も多いのではないでしょうか？
失敗を避けるためにも、入念な準備が必要です。
製作・設置時における主なポイントは以下の通り。

ここでは、各ポイントについて解説させていただきます。

設置場所

まず、どこに設置するか決めることが大切です。
設置場所によってはスペースが少なく、設置しにくい可能性も十分考えられます。

その他にも、設置面がどのような状態になっているかも把握したいところ。
凹凸が多いと、両面テープやボンドの接着面が狭くなってしまいます。
カルプ文字を設置する前に凹凸が多くないかチェックしてください。
場合によっては、設置場所を変更するなど、柔軟な判断が求められます。

デザイン

カルプ文字を製作する際、どのようなデザインを考えているでしょうか？
シンプルなデザインにする方もいれば、複雑なデザインにする方もいます。
複雑になればなる程、技術が求められます。

また、集客や収益を伸ばすための看板を製作・設置するためには、十分なセンスも必要です。

後は配色も意識したいところ。
どの色を使うかにより、視認性が変わってきます。
多くの方に注目していただくためにはどの色を使うかも検討してください。
デザインを決める際は、街の景観を損なわないよう配慮しましょう。

厚さ

カルプ文字の厚さをどのくらいにしようと考えているでしょうか？
厚さにより、印象が大きく変わってきます。
また、厚さに比例して費用が高くなってしまう点に注意してください。

文字高

文字高は印刷する文字の縦の長さを指します。
サイズによって、文字高を調整する必要があります。
長いかどうかにより、カルプ文字の印象も変わってくるので、デザインを決める際はどのくらいの長さにするか一度検討したいところ。

文字数

文字数の多さによっても費用が変わってきます。
多ければ多い程、費用が高いです。

漢字を使うかどうか

漢字を多く使う方もいるのではないでしょうか？
書体によっては、繋がり部分が細い場合があるため、注意が必要です。
製作時はどの書体を用いるかも意識したいところ。
設置時に強度を高めるだけでなく、切り離して運搬するのも大切です。

また、漢字の種類が多ければ多い程、費用が高くなってしまいます。
予算と相談しつつ、漢字をいくつ使うかも検討してください。

カルプ文字を製作するためには看板製作のノウハウが必要

カルプ文字は技術だけでなく、ノウハウやセンスが求められます。
人によっては看板の製作に関する経験がないのではないでしょうか？
技術に自信がない場合は看板製作業者に依頼することをおすすめします。
依頼する際のポイントは以下の通りです。

最後に、看板製作業者の選び方について説明するので、カルプ文字を製作する予定のある方は参考にしてください。

実績が豊富かどうか

まずは、看板製作に関する技術やノウハウがあるかどうか判断したいところ。
施工事例から一体どのような看板を製作・設置したかチェックしましょう。
その上で依頼するかどうか検討することが大切です。

見積もりが分かりやすいか

看板製作を行う際、まとまった費用を用意する必要があります。
サイズやデザインなどによっては、予想以上にかかるかもしれません。
費用に関するトラブルを防ぐためにも、見積もりの内容を把握しましょう。

看板製作業者が用意した見積もりの内容が分かりやすいかどうかも依頼するかどうかの決め手です。

サポートが充実しているかどうか

看板を設置すれば終わりではありません。
カルプ文字に限らず、看板を設置した後、予想外の事態が起きる可能性も考えられます。
アフターフォローが充実しているかどうかも選ぶ決め手です。
予想外の事態に備え、アフターフォローが充実している看板製作業者に依頼しましょう。

製作にかかる期間

カルプ文字を製作するためには、約1～2週間かかります。
店舗の開店などに間に合うかどうかなども踏まえ、依頼するかどうか判断することが大切です。

スケジュールに余裕を持って看板製作業者を探すことをおすすめします。
探すのが遅いと、その後の予定に支障をきたすかもしれません。

まとめ

カルプ文字はカルプを切り出して製作します。
そのため文字やデザインなど、さまざまなものを表現することが可能で
厚みを持たせることにより、視認性を高められるのがメリットです。
また、軽くて持ち運びしやすいので、設置しやすいのもポイントに挙げられます。

デザインが複雑になればなる程、高い技術が必要なので注意したいところ。
漢字が多いかどうかによっても、難しさが変わってきます。

カルプ文字の設置を検討している方は看板製作業者に一度相談してください。
見積もり時に思いもよらないアドバイスをいただけるかもしれません。