ウチノ看板株式会社

看板は固定資産になるのか?減価償却に関わる固定資産ついて解説

会社や店舗を経営していく際、資産の管理が重要になってきます。
毎年、固定資産税を支払うことになります。
人によっては、一体何が固定資産に当たるのか疑問に感じているのではないでしょうか?

今回、看板は固定資産に当たるのかどうかについて解説させていただきます。
気になる方は、一度参考にしてください。

看板は固定資産の対象

002

基本的に看板は何年にも渡って設置し続けるため、固定資産のひとつに当たります。
決算書や申請書の区分で固定資産として記載し、手続きを進めていくことが大切です。

固定資産としての価値がゼロになった時が建て替え時

固定資産の価値が無くなった時、看板を建て替えるかどうかの判断が求められます。
看板には、耐用年数が存在します。
耐用年数は資産計上できる年数のこと。

設置している看板が耐用年数を迎えると、資産としての価値を失ってしまいます。
普段から耐用年数が過ぎていないかどうか意識しておきたいところ。
耐用年数が過ぎて資産計上できなくなった時が建て替え時です。

固定資産だけでなく流動資産について知ることも大切

002

会社や店舗を経営していく際、固定資産に加え、流動資産について知っておきましょう。
流動資産は、現金化しやすい資産を指します。
キャッシュアウトにならないよう、流動資産を上手く管理していくことも求められます。

看板を製作・設置するための現金または現金化できる資産がどのくらいあるか把握しておくことが重要です。
現金化される期間の目安は1年以内。

看板製作時に知っておきたい固定資産の種類

固定資産は以下の3つです。

・有形固定資産
・無形固定資産
・投資その他の資産

それぞれの特徴を知り、会社や店舗の経営に活かしましょう。
ここでは、各固定資産について解説させていただきます。

有形固定資産

002

有形固定資産は形があり、目に見える固定資産。
事業のために用いられます。
有形固定資産の一例は以下の通りです。

・建物
・土地
・車
・機械設備

また、有形固定資産は減価償却資産と非減価償却資産に分類することができ、それぞれの特徴について押さえておきたいところ。

・減価償却資産:経年劣化する固定資産
・非減価償却資産:経年劣化しない固定資産

減価償却資産は減価償却を行うのに対し、非減価償却資産は貸借対照表に表示する必要があります。

無形固定資産

無形固定資産は形のない固定資産。
主に以下の物が無形固定資産に挙げられます。

・施設権利
・法律上の独占権利
・営業権
・特許権
・ソフトウェア

有形固定資産だけでなく、無形固定資産の管理もしっかり行う必要があります。
減価償却資産と非減価償却資産に分類され、管理している無形固定資産がどちらに当たるか把握しておきたいところ。
違いは以下の通りです。

・減価償却資産:技術の進歩により価値が下がる無形固定資産
・非減価償却資産:時間が経過しても価値を保ち続ける無形固定資産

投資その他の資産

投資その他の資産は、投資目的の固定資産や1年を超えて現金化される資産を指します。
主に以下の物が投資その他の資産に当たります。

・長期預金
・投資有価証券
・長期前払費用

固定資産の看板を減価償却する際のポイント

固定資産に当たる看板を設置した後、減価償却を行います。
人によっては、減価償却について知りたいと思う方もいるのではないでしょうか?
ここでは、減価償却に関するポイントについて説明させていただきます。

減価償却とは

減価償却は、看板や機械設備など、高額で長期に渡って使い続ける固定資産の購入費用を定められた期間に分割した後、経費として計上する制度を指します。

どのタイプの看板を設置しているかもポイントになる

002

看板のタイプは多岐に渡ります。
場所や目的などに応じ、看板を使い分けることが大切です。
看板のタイプや使われている素材により、耐用年数が変わってきます。

これから、看板を製作・設置する際はどのタイプに当たるかどうか一度チェックしましょう。

少額の固定資産は一括償却資産の規定が適用される

看板が少額の場合、少額固定資産の規定または一括償却資産の規定が適用されます。
ここでは、少額固定資産の規定と一括償却資産の規定について説明させていただきます。

少額固定資産の規定

002

少額固定資産は、取得金額が10万円未満の資産。
消耗品費として、計上します。

一括償却資産の規定

一括償却資産は、取得金額が10万円以上20万円以上の資産。
通常の減価償却を行うのではなく、3年間で均等額を償却することができます。

固定資産の管理業務の流れ

看板を設置した後、どのような流れで管理していくか知っておきたいところ。
以下の流れで看板を管理していくことになります。

・会計上での管理
・固定資産台帳に記載
・管理ラベルの貼付
・棚卸

ここでは、固定資産の管理業務の流れについて解説するので、気になる方は参考にしてください。

会計上での管理

002

まず、会計処理から始まります。
看板の耐用年数と償却率を基に減価償却額を算出した後、計上を行います。
トラブルを避けるためにも、適切な方法で計算することが大切です。

固定資産台帳に記載

会計処理が済ませた後、固定資産管理台帳を作りましょう。
固定資産管理台帳は、固定資産がどのくらいあるかに加え、状況を管理するのを目的とした書類です。

記載内容に規定はないものの、社内で記載項目をルール化し、管理しやすくする必要があります。
看板の状態やメンテナンスの履歴について記録しましょう。
記載する主な内容は以下の通り。

・固定資産管理番号
・固定資産名
・取得年月日
・取得金額
・数量
・用途
・耐用年数
・設置場所

リースを利用する際、リース資産台帳を別途作成し、管理する必要があります。
主な記載内容は以下の通りです。

・リース期間
・基本リース料
・リース開始日
・リース終了日
・支払回数
・支払間隔

管理ラベルの貼付

固定資産と固定資産台帳を紐づけするために管理ラベルを看板などの固定資産に貼付します。
棚卸の効率が良くなるので、できる限り行いましょう。
管理ラベルに記載する内容は以下の通りです。

・固定資産名
・固定資産管理番号
・型式
・取得年月日
・購入先
・保守契約先
・管理者名

棚卸

棚卸は固定資産の数を把握するのに加え、固定資産台帳通りに適切な管理が行われているかを確認する作業。
看板などの現物を確認しつつ、固定資産台帳と照合します。
年1~2回の頻度で行いましょう。

固定資産の状態をチェックした上で修理してそのまま使うか処分するか検討したいところ。
場合によっては、新しい備品を購入しているケースや不要になった資産が勝手に処分されているケースも存在します。
固定資産の現状を正確に把握するのも会社や店舗を経営していく上で求められます。

また、管理ラベルが無くなっている場合、再発行してください。
何らかの拍子で剥がれ落ちているかもしれません。

固定資産などの悩みについて業者に相談するのも大事

看板製作や固定資産の管理などについて相談できる相手を見つけることも大切です。
会社や店舗を経営していく中で一体誰に相談しているでしょうか?
最後に、固定資産などの悩みに関する相談相手について説明させていただきます。

看板製作業者

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看板の製作・設置に関するノウハウが無い場合、看板製作業者に依頼することをおすすめします。
皆さんのニーズなどを汲み取り、適切なアドバイスが頂けるかもしれません。

税理士

固定資産の管理や節税などに関する悩みを解消したい場合、税理士に相談してみてはいかがでしょうか?
確定申告などを依頼した際、どのくらいの費用がかかるかチェックする必要があります。

まとめ

看板は固定資産のひとつに挙げられます。
タイプによって耐用年数が異なるので、どのタイプの看板を設置するか一度検討しておきたいところ。
耐用年数を超えたら、資産価値がゼロになってしまうので、注意が必要です。

看板製作や固定資産の管理などについて気になることがある場合、看板製作業者や税理士に一度相談することをおすすめします。
会社や店舗の経営を少しでも長く続けるためにも、適切な管理を心掛けましょう。

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看板は固定資産になるのか?減価償却に関わる固定資産ついて解説

会社や店舗を経営していく際、資産の管理が重要になってきます。
毎年、固定資産税を支払うことになります。
人によっては、一体何が固定資産に当たるのか疑問に感じているのではないでしょうか?

今回、看板は固定資産に当たるのかどうかについて解説させていただきます。
気になる方は、一度参考にしてください。

看板は固定資産の対象

002

基本的に看板は何年にも渡って設置し続けるため、固定資産のひとつに当たります。
決算書や申請書の区分で固定資産として記載し、手続きを進めていくことが大切です。

固定資産としての価値がゼロになった時が建て替え時

固定資産の価値が無くなった時、看板を建て替えるかどうかの判断が求められます。
看板には、耐用年数が存在します。
耐用年数は資産計上できる年数のこと。

設置している看板が耐用年数を迎えると、資産としての価値を失ってしまいます。
普段から耐用年数が過ぎていないかどうか意識しておきたいところ。
耐用年数が過ぎて資産計上できなくなった時が建て替え時です。

固定資産だけでなく流動資産について知ることも大切

002

会社や店舗を経営していく際、固定資産に加え、流動資産について知っておきましょう。
流動資産は、現金化しやすい資産を指します。
キャッシュアウトにならないよう、流動資産を上手く管理していくことも求められます。

看板を製作・設置するための現金または現金化できる資産がどのくらいあるか把握しておくことが重要です。
現金化される期間の目安は1年以内。

看板製作時に知っておきたい固定資産の種類

固定資産は以下の3つです。

・有形固定資産
・無形固定資産
・投資その他の資産

それぞれの特徴を知り、会社や店舗の経営に活かしましょう。
ここでは、各固定資産について解説させていただきます。

有形固定資産

002

有形固定資産は形があり、目に見える固定資産。
事業のために用いられます。
有形固定資産の一例は以下の通りです。

・建物
・土地
・車
・機械設備

また、有形固定資産は減価償却資産と非減価償却資産に分類することができ、それぞれの特徴について押さえておきたいところ。

・減価償却資産:経年劣化する固定資産
・非減価償却資産:経年劣化しない固定資産

減価償却資産は減価償却を行うのに対し、非減価償却資産は貸借対照表に表示する必要があります。

無形固定資産

無形固定資産は形のない固定資産。
主に以下の物が無形固定資産に挙げられます。

・施設権利
・法律上の独占権利
・営業権
・特許権
・ソフトウェア

有形固定資産だけでなく、無形固定資産の管理もしっかり行う必要があります。
減価償却資産と非減価償却資産に分類され、管理している無形固定資産がどちらに当たるか把握しておきたいところ。
違いは以下の通りです。

・減価償却資産:技術の進歩により価値が下がる無形固定資産
・非減価償却資産:時間が経過しても価値を保ち続ける無形固定資産

投資その他の資産

投資その他の資産は、投資目的の固定資産や1年を超えて現金化される資産を指します。
主に以下の物が投資その他の資産に当たります。

・長期預金
・投資有価証券
・長期前払費用

固定資産の看板を減価償却する際のポイント

固定資産に当たる看板を設置した後、減価償却を行います。
人によっては、減価償却について知りたいと思う方もいるのではないでしょうか?
ここでは、減価償却に関するポイントについて説明させていただきます。

減価償却とは

減価償却は、看板や機械設備など、高額で長期に渡って使い続ける固定資産の購入費用を定められた期間に分割した後、経費として計上する制度を指します。

どのタイプの看板を設置しているかもポイントになる

002

看板のタイプは多岐に渡ります。
場所や目的などに応じ、看板を使い分けることが大切です。
看板のタイプや使われている素材により、耐用年数が変わってきます。

これから、看板を製作・設置する際はどのタイプに当たるかどうか一度チェックしましょう。

少額の固定資産は一括償却資産の規定が適用される

看板が少額の場合、少額固定資産の規定または一括償却資産の規定が適用されます。
ここでは、少額固定資産の規定と一括償却資産の規定について説明させていただきます。

少額固定資産の規定

002

少額固定資産は、取得金額が10万円未満の資産。
消耗品費として、計上します。

一括償却資産の規定

一括償却資産は、取得金額が10万円以上20万円以上の資産。
通常の減価償却を行うのではなく、3年間で均等額を償却することができます。

固定資産の管理業務の流れ

看板を設置した後、どのような流れで管理していくか知っておきたいところ。
以下の流れで看板を管理していくことになります。

・会計上での管理
・固定資産台帳に記載
・管理ラベルの貼付
・棚卸

ここでは、固定資産の管理業務の流れについて解説するので、気になる方は参考にしてください。

会計上での管理

002

まず、会計処理から始まります。
看板の耐用年数と償却率を基に減価償却額を算出した後、計上を行います。
トラブルを避けるためにも、適切な方法で計算することが大切です。

固定資産台帳に記載

会計処理が済ませた後、固定資産管理台帳を作りましょう。
固定資産管理台帳は、固定資産がどのくらいあるかに加え、状況を管理するのを目的とした書類です。

記載内容に規定はないものの、社内で記載項目をルール化し、管理しやすくする必要があります。
看板の状態やメンテナンスの履歴について記録しましょう。
記載する主な内容は以下の通り。

・固定資産管理番号
・固定資産名
・取得年月日
・取得金額
・数量
・用途
・耐用年数
・設置場所

リースを利用する際、リース資産台帳を別途作成し、管理する必要があります。
主な記載内容は以下の通りです。

・リース期間
・基本リース料
・リース開始日
・リース終了日
・支払回数
・支払間隔

管理ラベルの貼付

固定資産と固定資産台帳を紐づけするために管理ラベルを看板などの固定資産に貼付します。
棚卸の効率が良くなるので、できる限り行いましょう。
管理ラベルに記載する内容は以下の通りです。

・固定資産名
・固定資産管理番号
・型式
・取得年月日
・購入先
・保守契約先
・管理者名

棚卸

棚卸は固定資産の数を把握するのに加え、固定資産台帳通りに適切な管理が行われているかを確認する作業。
看板などの現物を確認しつつ、固定資産台帳と照合します。
年1~2回の頻度で行いましょう。

固定資産の状態をチェックした上で修理してそのまま使うか処分するか検討したいところ。
場合によっては、新しい備品を購入しているケースや不要になった資産が勝手に処分されているケースも存在します。
固定資産の現状を正確に把握するのも会社や店舗を経営していく上で求められます。

また、管理ラベルが無くなっている場合、再発行してください。
何らかの拍子で剥がれ落ちているかもしれません。

固定資産などの悩みについて業者に相談するのも大事

看板製作や固定資産の管理などについて相談できる相手を見つけることも大切です。
会社や店舗を経営していく中で一体誰に相談しているでしょうか?
最後に、固定資産などの悩みに関する相談相手について説明させていただきます。

看板製作業者

002

看板の製作・設置に関するノウハウが無い場合、看板製作業者に依頼することをおすすめします。
皆さんのニーズなどを汲み取り、適切なアドバイスが頂けるかもしれません。

税理士

固定資産の管理や節税などに関する悩みを解消したい場合、税理士に相談してみてはいかがでしょうか?
確定申告などを依頼した際、どのくらいの費用がかかるかチェックする必要があります。

まとめ

看板は固定資産のひとつに挙げられます。
タイプによって耐用年数が異なるので、どのタイプの看板を設置するか一度検討しておきたいところ。
耐用年数を超えたら、資産価値がゼロになってしまうので、注意が必要です。

看板製作や固定資産の管理などについて気になることがある場合、看板製作業者や税理士に一度相談することをおすすめします。
会社や店舗の経営を少しでも長く続けるためにも、適切な管理を心掛けましょう。

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