ウチノ看板株式会社

看板製作の構造計算について解説!実は緻密な計算が求められている!

1枚の看板を設置する際、周囲の安全に配慮することが大切です。
何かしらの原因で看板が倒壊・落下し、甚大な被害が起きる可能性もゼロではありません。

看板製作の際、構造計算が行われます。
単語は聞いたことあるものの、一体どのようなものか知らない方が多いのではないでしょうか?

今回は、構造計算について解説させていただきます。
これから、看板を設置しようと考えている方は一度参考にしてください。

看板製作時に行われる構造計算とは何か

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構造計算は、建物の安全性を確かめることを目的とした計算。
看板はもちろん、住宅や店舗、ビルなど、さまざまな建物を建てる際に行われます。
建物自体の重さ・積雪時の重さ・設備や家具などを設置した際の重さなどにより、建物がどのように変形するかに加え、どのような応力が発生するかを計算します。

構造計算が必要な建物は建築基準法で定められており、看板製作を行う際は一度チェックしておきたいところ。
以下の建物が構造計算の対象です。

・3階以上の木造建築物
・延べ面積が500㎡を超える木造建築物
・高さが13mを超える建築物
・軒の高さが9mを超える建築物
・2階以上または延べ面積が200㎡を超える木造建築物以外の建物

設置しようと考えている看板が構造計算の対象でなくても、安全かどうか把握しておきたいところ。

構造計算の方法

看板の安全性を確保するため、構造計算で一体何を求めるのか知っておく必要があります。
早速ですが、構造計算の方法を紹介します。
気になる方は一度参考にしてください。

荷重計算

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まず、荷重計算で看板の安全性を求めるところから始まります。
看板の図面や過去の物件の構造計算書を基に仮定荷重を決めます。
構造計算を行う際、平面的な大きさ・立体的な大きさが決まっているのがポイントです。

応力計算

荷重を決めた後、応力計算を行います。
看板に用いた構造形式に応じて計算を進めていくのがポイント。

変形計算

応力だけでなく、たわみや層間変形などの変形の確認も行います。
看板が変形し、倒壊するのを防ぐことも看板製作を進める上で重要になってきます。

断面算定

最後に行うのが断面算定です。
応力やたわみに耐えられる看板を設置するため、部材の大きさを決めます。

構造計算を行う際に意識したい外力

安全性を確保した看板を設置するため、どのような外力を意識する必要があるか知っておきたいところ。
これから、看板製作を進める際は、以下の外力を想定しましょう。

・地震
・暴風
・積雪

あらゆるシチュエーションに対応することで被害を最小限にすることが大切です。
ここでは、各外力について説明させていただきます。

地震

日本は地震大国と呼ばれており、大規模な地震が何度も発生していることで知られています。
どこに看板を設置するにおいても、地震のリスクを想定しておきたいところ。

看板の強度はもちろん、地盤が強いかどうかも重要になってきます。
何か建物を建てる際、耐震等級をチェックしましょう。
耐震等級は、地震に対する強さの指標です。
各等級の基準は以下の通り。

・耐震等級1:建築基準法の耐震基準を満たす最低強度。
・耐震等級2:耐震等級1の1.25倍の地震に耐えられる強度。
・耐震等級3:耐震等級1の1.5倍の地震に耐えられる強度。

暴風

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看板が倒壊・落下する原因のひとつに暴風が挙げられます。
台風などの時に被害が最小限になるようにするのも看板製作を行う際のポイント。
気になる看板を見つけた際、暴風性能に優れているかチェックしましょう。
風速何mまで倒れないかだけでなく、転倒防止策として何を用いているかも重要です。

積雪

積雪も看板が倒壊・落下する原因のひとつ。
日によっては、想像以上に雪が積もってしまう可能性もゼロではありません。
積雪荷重も計算し、看板製作に活かすことが大切です。

構造計算は建築に関する知識を持った建築士が行う

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構造計算は、基本的に建築士が行います。
理由は建築士でないと構造計算書を作成することができないからです。

構造計算書は、建物の構造計算の概要をはじめ、仮定条件・計算式・試算結果などをまとめた書類。
一定の規模以上の建物を建てる際に提出する必要があります。
場合によっては、1,000枚を超えるケースも存在します。

大規模な看板を製作・設置を予定している方は、信頼できる建築士に構造計算の依頼を行いましょう。

看板の構造計算に関するソフトが存在している

看板の構造計算を行うためのソフトが何種類か存在します。
これから、看板製作を行う際、一度チェックしたいと考えている方もいるのではないでしょうか?
ここでは、看板の構造計算に関するソフトを何種類か紹介します。

看板用構造計算書作成ソフトかんばんTOKUTE

看板用構造計算書作成ソフトかんばんTOKUTEは、看板の大きさや取付高さなどを入力して構造計算書を作成するソフト。
部材や諸指標を選択入力できるのも特徴に挙げられます。
全8種類存在しており、製作・設置を予定している看板に合ったソフトを使いましょう。

リリースされているソフトは以下の通りです。

・ポール看板R
・ポール看板
・ソデ看板
・1,2,3(野立て看板)
・ハタザオ看板
・ダブル看板(角柱タイプ・丸柱タイプ)
・建柱看板
・2本柱看板

エクセル看板計算【1本柱タイプ】

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エクセル看板計算【1本柱タイプ】は、1本柱形式が採用されている自立式の広告塔の構造計算書を作成するためのソフト。
計算式が詳細に記載されているのが特徴に挙げられます。

エクセル看板計算【2本柱タイプ】

エクセル看板計算【2本柱タイプ】は、2本柱形式が採用されている自立式の広告塔の構造計算書を作成するためのソフト。
エクセル看板計算【1本柱タイプ】と同様に詳細な計算式が記載されています。

SCS_forFree看板支柱選定プログラム

SCS_forFree看板支柱選定プログラムは、コンビニやファミリーレストランなどの独立看板の支柱選定ソフト。
数分で構造計算書を作成できるのがメリットです。
構造計算に用いる式が表示されるのも特徴に挙げられます。

看板について看板製作業者に相談するのが大事

構造計算をはじめ、看板製作を行う際に考えないといけないことが数多く存在します。
看板に関するノウハウが無くて不安と感じている方は、看板製作業者に相談してはいかがでしょうか?
依頼する際、看板製作業者を選ぶポイントを何点か押さえておきたいところ。

最後に、看板製作業者に依頼するかどうかの判断基準について説明させていただきます。
これから、看板製作業者を探す方は一度参考にしてください。

看板製作に関する実績の有無

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看板製作に関するノウハウがあるかどうかは依頼するかどうかの決め手になります。
過去の実績をチェックし、高い技術があるかを判断することが大切です。

依頼人のニーズに適したアドバイスを送れるか

皆さんは一体どのような看板を設置したいと考えているでしょうか?
人によって、設置する看板が異なります。
依頼人のニーズを汲み取った上で適切なアドバイスを送れるかどうかも依頼するかどうかの判断基準。

問い合わせなどの際にコミュニケーションが取りやすいかどうかチェックすることをおすすめします。

アフターフォローの有無

構造計算を行い、さまざまな外力に対応した看板を設置して終わりではありません。
設置した後も点検とメンテナンスを行い、事故を防ぐことが求められています。
看板製作業者に依頼する際は、アフターフォローがあるかどうかも意識しましょう。
ある場合、アフターフォローの内容から依頼するかどうか判断することが大切です。

まとめ

構造計算は、安全性に配慮した看板を設置する際に求められます。
1枚の看板が完成するまでにさまざまな計算を行います。
地震をはじめ、暴風や積雪などに耐えられるかどうかが重要です。

また、構造計算書を作成する際、建築士に依頼する必要があるので、どの建築士が信頼できるかも意識しておきたいところ。

集客や利益を伸ばすため、1枚の看板を長期間に渡って設置し続けることになります。
看板に関するノウハウが無いと悩んでいる方は、看板製作業者に一度相談してください。

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看板製作の構造計算について解説!実は緻密な計算が求められている!

1枚の看板を設置する際、周囲の安全に配慮することが大切です。
何かしらの原因で看板が倒壊・落下し、甚大な被害が起きる可能性もゼロではありません。

看板製作の際、構造計算が行われます。
単語は聞いたことあるものの、一体どのようなものか知らない方が多いのではないでしょうか?

今回は、構造計算について解説させていただきます。
これから、看板を設置しようと考えている方は一度参考にしてください。

看板製作時に行われる構造計算とは何か

002

構造計算は、建物の安全性を確かめることを目的とした計算。
看板はもちろん、住宅や店舗、ビルなど、さまざまな建物を建てる際に行われます。
建物自体の重さ・積雪時の重さ・設備や家具などを設置した際の重さなどにより、建物がどのように変形するかに加え、どのような応力が発生するかを計算します。

構造計算が必要な建物は建築基準法で定められており、看板製作を行う際は一度チェックしておきたいところ。
以下の建物が構造計算の対象です。

・3階以上の木造建築物
・延べ面積が500㎡を超える木造建築物
・高さが13mを超える建築物
・軒の高さが9mを超える建築物
・2階以上または延べ面積が200㎡を超える木造建築物以外の建物

設置しようと考えている看板が構造計算の対象でなくても、安全かどうか把握しておきたいところ。

構造計算の方法

看板の安全性を確保するため、構造計算で一体何を求めるのか知っておく必要があります。
早速ですが、構造計算の方法を紹介します。
気になる方は一度参考にしてください。

荷重計算

002

まず、荷重計算で看板の安全性を求めるところから始まります。
看板の図面や過去の物件の構造計算書を基に仮定荷重を決めます。
構造計算を行う際、平面的な大きさ・立体的な大きさが決まっているのがポイントです。

応力計算

荷重を決めた後、応力計算を行います。
看板に用いた構造形式に応じて計算を進めていくのがポイント。

変形計算

応力だけでなく、たわみや層間変形などの変形の確認も行います。
看板が変形し、倒壊するのを防ぐことも看板製作を進める上で重要になってきます。

断面算定

最後に行うのが断面算定です。
応力やたわみに耐えられる看板を設置するため、部材の大きさを決めます。

構造計算を行う際に意識したい外力

安全性を確保した看板を設置するため、どのような外力を意識する必要があるか知っておきたいところ。
これから、看板製作を進める際は、以下の外力を想定しましょう。

・地震
・暴風
・積雪

あらゆるシチュエーションに対応することで被害を最小限にすることが大切です。
ここでは、各外力について説明させていただきます。

地震

日本は地震大国と呼ばれており、大規模な地震が何度も発生していることで知られています。
どこに看板を設置するにおいても、地震のリスクを想定しておきたいところ。

看板の強度はもちろん、地盤が強いかどうかも重要になってきます。
何か建物を建てる際、耐震等級をチェックしましょう。
耐震等級は、地震に対する強さの指標です。
各等級の基準は以下の通り。

・耐震等級1:建築基準法の耐震基準を満たす最低強度。
・耐震等級2:耐震等級1の1.25倍の地震に耐えられる強度。
・耐震等級3:耐震等級1の1.5倍の地震に耐えられる強度。

暴風

002

看板が倒壊・落下する原因のひとつに暴風が挙げられます。
台風などの時に被害が最小限になるようにするのも看板製作を行う際のポイント。
気になる看板を見つけた際、暴風性能に優れているかチェックしましょう。
風速何mまで倒れないかだけでなく、転倒防止策として何を用いているかも重要です。

積雪

積雪も看板が倒壊・落下する原因のひとつ。
日によっては、想像以上に雪が積もってしまう可能性もゼロではありません。
積雪荷重も計算し、看板製作に活かすことが大切です。

構造計算は建築に関する知識を持った建築士が行う

002

構造計算は、基本的に建築士が行います。
理由は建築士でないと構造計算書を作成することができないからです。

構造計算書は、建物の構造計算の概要をはじめ、仮定条件・計算式・試算結果などをまとめた書類。
一定の規模以上の建物を建てる際に提出する必要があります。
場合によっては、1,000枚を超えるケースも存在します。

大規模な看板を製作・設置を予定している方は、信頼できる建築士に構造計算の依頼を行いましょう。

看板の構造計算に関するソフトが存在している

看板の構造計算を行うためのソフトが何種類か存在します。
これから、看板製作を行う際、一度チェックしたいと考えている方もいるのではないでしょうか?
ここでは、看板の構造計算に関するソフトを何種類か紹介します。

看板用構造計算書作成ソフトかんばんTOKUTE

看板用構造計算書作成ソフトかんばんTOKUTEは、看板の大きさや取付高さなどを入力して構造計算書を作成するソフト。
部材や諸指標を選択入力できるのも特徴に挙げられます。
全8種類存在しており、製作・設置を予定している看板に合ったソフトを使いましょう。

リリースされているソフトは以下の通りです。

・ポール看板R
・ポール看板
・ソデ看板
・1,2,3(野立て看板)
・ハタザオ看板
・ダブル看板(角柱タイプ・丸柱タイプ)
・建柱看板
・2本柱看板

エクセル看板計算【1本柱タイプ】

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エクセル看板計算【1本柱タイプ】は、1本柱形式が採用されている自立式の広告塔の構造計算書を作成するためのソフト。
計算式が詳細に記載されているのが特徴に挙げられます。

エクセル看板計算【2本柱タイプ】

エクセル看板計算【2本柱タイプ】は、2本柱形式が採用されている自立式の広告塔の構造計算書を作成するためのソフト。
エクセル看板計算【1本柱タイプ】と同様に詳細な計算式が記載されています。

SCS_forFree看板支柱選定プログラム

SCS_forFree看板支柱選定プログラムは、コンビニやファミリーレストランなどの独立看板の支柱選定ソフト。
数分で構造計算書を作成できるのがメリットです。
構造計算に用いる式が表示されるのも特徴に挙げられます。

看板について看板製作業者に相談するのが大事

構造計算をはじめ、看板製作を行う際に考えないといけないことが数多く存在します。
看板に関するノウハウが無くて不安と感じている方は、看板製作業者に相談してはいかがでしょうか?
依頼する際、看板製作業者を選ぶポイントを何点か押さえておきたいところ。

最後に、看板製作業者に依頼するかどうかの判断基準について説明させていただきます。
これから、看板製作業者を探す方は一度参考にしてください。

看板製作に関する実績の有無

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看板製作に関するノウハウがあるかどうかは依頼するかどうかの決め手になります。
過去の実績をチェックし、高い技術があるかを判断することが大切です。

依頼人のニーズに適したアドバイスを送れるか

皆さんは一体どのような看板を設置したいと考えているでしょうか?
人によって、設置する看板が異なります。
依頼人のニーズを汲み取った上で適切なアドバイスを送れるかどうかも依頼するかどうかの判断基準。

問い合わせなどの際にコミュニケーションが取りやすいかどうかチェックすることをおすすめします。

アフターフォローの有無

構造計算を行い、さまざまな外力に対応した看板を設置して終わりではありません。
設置した後も点検とメンテナンスを行い、事故を防ぐことが求められています。
看板製作業者に依頼する際は、アフターフォローがあるかどうかも意識しましょう。
ある場合、アフターフォローの内容から依頼するかどうか判断することが大切です。

まとめ

構造計算は、安全性に配慮した看板を設置する際に求められます。
1枚の看板が完成するまでにさまざまな計算を行います。
地震をはじめ、暴風や積雪などに耐えられるかどうかが重要です。

また、構造計算書を作成する際、建築士に依頼する必要があるので、どの建築士が信頼できるかも意識しておきたいところ。

集客や利益を伸ばすため、1枚の看板を長期間に渡って設置し続けることになります。
看板に関するノウハウが無いと悩んでいる方は、看板製作業者に一度相談してください。

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