ウチノ看板株式会社

看板デザインの色の特徴を解説!黄色と黒は「警告色」

看板やサインをつくるうえで、「色」はとても重要な要素です。
シーンによってよく使用される色の組み合わせもあり、その色を使うだけで見た人に特定のイメージを付けることもできます。誘導や禁止など看板やサインの目的に応じた色を使ってデザインすることで、その効果が大きく変化するといっても過言ではありません。
今回は警告・禁止を目的とした看板やサインで多用される黄色と黒の「警告色」について解説します。

警告色とは

警告色とは、その名のとおり危険を知らせるための色のことです。
踏切の遮断機の黄色と黒の模様、工事現場の三角コーンの横向きのポール、「keep out(立入禁止)」のテープなど、黒と黄色を使った警告のサイン・看板を目にしたことがある人は少なくないと思います。

また、人工物だけでなく自然界にも警告色は存在します。
例えば、赤と黒、黄色と黒の組み合わせのテントウムシも「毒があるぞ」また「食べてもまずいぞ」という警告を発しています。警告色に「危険」というイメージを抱くのは、人だけなく動物も同じです。

安全色・警告色の基準

警告色は、私たちのイメージだけでなく明確にそれぞれの意味がJIS(日本産業規格)によって規定されています。
その具体例を以下でまとめたので参考にしてください。

■JIS安全色
・赤:防火、禁止、停止、不可、危険、緊急
・オレンジ:危険、明示
・黄:警告、注意
・緑:安全状態、進行
・青:進行指示、誘導
・赤紫:放射能

看板をつくる際は、これらの色と認識性を十分に配慮する必要があります。また、安全色の色合いは国際標準にも対応しているので言語の壁を超えた訴求力の向上も期待できます。

警告色の特徴1:黄色

警告色の代表格といえば黄色です。黄色のように目立つ色は「進出色」と呼ばれ、視認した者に対して飛び出しているような印象を与えるとされており、触ったり、近寄ったりする意識を低減する効果があります。そのため、先述した「立ち入り禁止」のようなシーンで活用されることが多いです。

また、進出色と反対の視覚効果がある「後退色」は、他の色よりも奥にあるイメージを抱かせます。そのため、黄色と黒を一緒に使うことで黄色の「進出色」の効果を際立せられます。
進出色(黄色)×後退色(黒)の組み合わせは、自然界・人工物問わず見られます。

例えば、アシナガバチやスズメバチは黒と黄色のまだら模様で毒を持っていることを周囲に警告しています。私たちは本能的に黄色と黒の組み合わせに危険なイメージを抱いており、これを活用しているのが遮断機や安全標識です。
民間のサインにおいても、「従業員(関係者)以外立入禁止」などのサインには有効な組み合わせといえるでしょう。

警告色の特徴2:赤色

赤色も黄色と同じく、危険や警告をもたらす意味があります。黄色と違うのは、進出色の効果が薄いので黒色と同時に使われるシーンが少なめなことです。
どちらかといえば赤色単体の方が、危険・警告を周知する力が強いので、「赤のみ」や「赤地に白字」といった組み合わせで利用されるのが一般的です。
安全標識としては「駐車禁止」などに使われることが多く、三角コーンに赤色が多いのも、単色で目立たせることを目的としています。

警告色を理解して効果の高いデザインを

この記事では警告色によく使用される色について解説しました。黄色と黒の組み合わせや赤を使ったデザインは、駐輪禁止、立ち入り禁止などを周知するのに適しています。
逆にそういった目的ではなくても、色づかいによって警告のイメージを持たせてしまう場合もあるので、集客を意図して看板を製作する場合には気を付けたほうがよい組み合わせと言えるでしょう。

デザイン変更や面板変更、修理に関する質問・
お見積り・お問い合わせはこちら

看板デザインの色の特徴を解説!黄色と黒は「警告色」

看板やサインをつくるうえで、「色」はとても重要な要素です。
シーンによってよく使用される色の組み合わせもあり、その色を使うだけで見た人に特定のイメージを付けることもできます。誘導や禁止など看板やサインの目的に応じた色を使ってデザインすることで、その効果が大きく変化するといっても過言ではありません。
今回は警告・禁止を目的とした看板やサインで多用される黄色と黒の「警告色」について解説します。

警告色とは

警告色とは、その名のとおり危険を知らせるための色のことです。
踏切の遮断機の黄色と黒の模様、工事現場の三角コーンの横向きのポール、「keep out(立入禁止)」のテープなど、黒と黄色を使った警告のサイン・看板を目にしたことがある人は少なくないと思います。

また、人工物だけでなく自然界にも警告色は存在します。
例えば、赤と黒、黄色と黒の組み合わせのテントウムシも「毒があるぞ」また「食べてもまずいぞ」という警告を発しています。警告色に「危険」というイメージを抱くのは、人だけなく動物も同じです。

安全色・警告色の基準

警告色は、私たちのイメージだけでなく明確にそれぞれの意味がJIS(日本産業規格)によって規定されています。
その具体例を以下でまとめたので参考にしてください。

■JIS安全色
・赤:防火、禁止、停止、不可、危険、緊急
・オレンジ:危険、明示
・黄:警告、注意
・緑:安全状態、進行
・青:進行指示、誘導
・赤紫:放射能

看板をつくる際は、これらの色と認識性を十分に配慮する必要があります。また、安全色の色合いは国際標準にも対応しているので言語の壁を超えた訴求力の向上も期待できます。

警告色の特徴1:黄色

警告色の代表格といえば黄色です。黄色のように目立つ色は「進出色」と呼ばれ、視認した者に対して飛び出しているような印象を与えるとされており、触ったり、近寄ったりする意識を低減する効果があります。そのため、先述した「立ち入り禁止」のようなシーンで活用されることが多いです。

また、進出色と反対の視覚効果がある「後退色」は、他の色よりも奥にあるイメージを抱かせます。そのため、黄色と黒を一緒に使うことで黄色の「進出色」の効果を際立せられます。
進出色(黄色)×後退色(黒)の組み合わせは、自然界・人工物問わず見られます。

例えば、アシナガバチやスズメバチは黒と黄色のまだら模様で毒を持っていることを周囲に警告しています。私たちは本能的に黄色と黒の組み合わせに危険なイメージを抱いており、これを活用しているのが遮断機や安全標識です。
民間のサインにおいても、「従業員(関係者)以外立入禁止」などのサインには有効な組み合わせといえるでしょう。

警告色の特徴2:赤色

赤色も黄色と同じく、危険や警告をもたらす意味があります。黄色と違うのは、進出色の効果が薄いので黒色と同時に使われるシーンが少なめなことです。
どちらかといえば赤色単体の方が、危険・警告を周知する力が強いので、「赤のみ」や「赤地に白字」といった組み合わせで利用されるのが一般的です。
安全標識としては「駐車禁止」などに使われることが多く、三角コーンに赤色が多いのも、単色で目立たせることを目的としています。

警告色を理解して効果の高いデザインを

この記事では警告色によく使用される色について解説しました。黄色と黒の組み合わせや赤を使ったデザインは、駐輪禁止、立ち入り禁止などを周知するのに適しています。
逆にそういった目的ではなくても、色づかいによって警告のイメージを持たせてしまう場合もあるので、集客を意図して看板を製作する場合には気を付けたほうがよい組み合わせと言えるでしょう。

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